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櫻井翔『ネメシス』まさかのシリーズ化という“難解事件”と日テレの思惑

櫻井翔『ネメシス』まさかのシリーズ化という難解事件と日テレの思惑の画像1
櫻井翔

 2021年4月期に放送された櫻井翔&広瀬すずのW主演ドラマ『ネメシス』(日本テレビ系)の続編が製作中であると、『週刊女性』2022年6月14日号(主婦と生活社)が報じた。同誌は、櫻井、広瀬のほか、江口洋介、上田竜也らが参加した千葉県でのロケ現場をキャッチしている。

『ネメシス』は、探偵役の櫻井と助手役の広瀬が事件を解決する1話完結型のドラマ。シリーズ化や映画化を視野に入れた大きなプロジェクトだったというが、全10話の平均視聴率は8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、イマイチの結果に終わった。

「数字も話題性もビミョーだったので、日テレ社内では“第1シーズンでおしまい”という空気も流れていたようです。それでも結局続編の制作が決まったのは、やはり日テレとジャニーズ事務所の関係性を良好に保つためなのでしょう」(テレビ局関係者)

 櫻井翔といえば、ジャニーズ事務所の中でも特に日本テレビとの関係性が強いタレントだ。日テレの看板報道番組『news zero』では月曜キャスターを務め、自身の冠番組『1億3000万人のSHOWチャンネル』も持っている。さらに同局の選挙特番や昨夏のオリンピック中継、『日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト』など、大型特番のMCも担当しまくりだ。

「シリーズ化も視野に入れて始まった『ネメシス』なので、櫻井さんのメンツを保つためにも、簡単に“1シーズンで終わり”とはできなかったのでしょう。もちろん、櫻井さんがオファーを断ればそこで終わりですが、本人がやると言えば企画を終わらせる選択肢はない。それでジャニーズと日テレの関係性がギクシャクしたら大変ですから」(同)

 活動休止中の嵐だが、メンバーたちの仕事は順調だ。二宮和也は放送中のTBS系日曜劇場『マイファミリー』で主演を務め、今期ナンバーワンドラマと評判も上々。松本潤は来年のNHK大河ドラマ『どうする家康』で主人公・徳川家康を演じる。

「バラエティーを主戦場としている相葉雅紀さんは別として、二宮さんと松本さんは、日曜劇場と大河ドラマという、今のテレビ界のトップと言えるドラマ枠で主演を張っている。日テレとしても、同じクラスのドラマ枠で櫻井さんに主演を任せたいところなんですが、残念ながら今の日テレにそこまでバリューがあるドラマ枠がないんですよね。かといって、蜜月関係にある櫻井さんを使わないわけにもいかない。
 そういう意味では、日テレはどうにかしてこの『ネメシス』を“大人気シリーズ”にするしかないんだと思います。この続編がコケたら、今度こそ櫻井さんの面目丸つぶれなので、日テレは『ネメシス』を櫻井さんの絶対的な代表作にするために相当気合いを入れて宣伝するはずです」(ドラマ関係者)

 いわば、日本テレビと櫻井翔のメンツをかけた作品となりそうな『ネメシス』の続編。今度こそは大人気シリーズに成長して、映画化まで突っ走ってほしい。

手山足実(ジャーナリスト)

出版業界歴20年超のベテランジャーナリスト。新聞、週刊誌、カルチャー誌、ギャンブル誌、ファンクラブ会報、企業パンフレット、オウンドメディア、広告など、あらゆる媒体に執筆。趣味はペットの動画を見ること、有名人の出没スポットパトロール。

てやまあしみ

最終更新:2022/06/05 10:24
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