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日刊サイゾー トップ > エンタメ > スポーツ  > 「天心vs武尊」フジ放送中止での“本音”

「天心×武尊」戦を見限ったフジの本音、実行委員の怒りと未練…緊急会見から透けてきたもの【会見全文】

緊急記者会見の全容②

退くこともやぶさかじゃないということもお伝えした

 まあ、いろんな意見がきっと社内であったんだと思います。その中で、やっぱり放送が難しいという空気感が出てきていて。であれば、今回、私はドリームファクトリーワールドワイドという会社の社長であって。RIZINの主催をする立場にあります。

 ただ、このTHE MATCH 2022はですね、K-1さん、RISEさん、共に制作実行委員会を組成しての、まあ、格闘技界を挙げての主催組織を作って臨んでおりますんで。

 徹底的な調査で、反社でもないし、反社会勢力との交際もないということを認めても、かつ、社内的なコンセンサスがフジテレビさんの中で取れないんであれば、僕は退任することも。これはポストの取材のときにも答えましたけど、僕がいることで何かさらにまたネガティブなネタにされるんだったら、本当に汚点を作りたくないし、汚したくないし。退くこともやぶさかじゃないということもお伝えしたんですけど。今回、フジテレビさんにも、私なり、ドリームファクトリーなりが抜けて、K-1さん、RISEさん、両団体にですね、主催として引き続きやっていただく。そうすれば、THE MATCH 2022に関して放送しない理由ってないんじゃないかなと。

 まあ、これで何かネガティブに、「えっ、やっぱり榊原、反社と交際があったよ」っていうふうに思わないでくださいね。ありませんから。ないけども、かつ、もし、それでも社内的に「万が一、何かあったらどうする?」って思う人がフジテレビさんの社内にいるんなら、どきますよって。

 極論、どいた上に、かつ、信頼がK-1さん、RISEさん含めて、信頼がおける企業さんに参画いただいて。新しく実行委員会組織を組成すると。そしたら、問題ないでしょうということで。
 本当にフジテレビには。僕、もともと東海テレビ事業という会社で。系列局の、さらに子会社みたいなところで。フジテレビさんに対する特別な思いというか。地上波に対しては特別な思いがあるので。

 何とか、僕はフジで放送してほしかったし。放送するべきだと今でも思っています。昨今、どんどんこういう力のあるコンテンツがネットの世界の中に(流れていっている)。地上波と配信局とのパワーバランスというか、経済、世の中の流れがそうなんだと思いますけど。

 ボクシングもどんどん地上波で見られなくなってますよね。そういうのも含めて。ここではっきり言っておきますけど、経済的な条件でフジテレビさんが折り合わなかったんじゃないんです。経済的な条件は多分、フジテレビさんもこの数年、口を開くと、「お金がない」ということは常々言ってたんで。お金はないんです。

 だけど、放映権料で折り合わなかったんじゃなくて。放映権料が安くても、それでもやっぱり僕は2015年からRIZINに関して言えば、再度立ち上げるとき、フジテレビさんと共に。ここ、今日現在あるのはフジテレビさんのお陰だと心から感謝もしてるし。一緒にこのコンテンツを作ってきた仲間がテレビ局の中にもたくさんいます。

 最後まで体を張ってこの放送を守ろうとしてくれた役員の方、社員の方もいます。そういう方に応えるべくも、やっぱり、フジテレビさんで放送していたら、今年一番の視聴率。どんなすべてのコンテンツを交えた中でも、ナンバーワンを取れるコンテンツになるんじゃないかなと思ってたんで。

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