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日刊サイゾー トップ > エンタメ > スポーツ  > 「天心vs武尊」フジ放送中止での“本音”

「天心×武尊」戦を見限ったフジの本音、実行委員の怒りと未練…緊急会見から透けてきたもの【会見全文】

フジテレビの見解は?

会見で榊原氏は、フジテレビへ苦言を呈するとともに復縁も迫ったが…(写真はフジテレビ本社)

 会見を受け、確認のため、フジテレビ企業広報部の担当者に電話で話を聞いた。

「会見全体としては特にお答えすることはありません。個々の発言の事実関係のご確認についても小社は何もお答えしておりません」

 今後の記者会見の予定も「特にございません」。

 今回の決定に「週刊ポスト」の報道は影響したのだろうか。

 「諸般の事情を総合的に考慮した結果、契約に至らなかったということです」

 地上波放送はなくなったものの、何とか無事に開催に漕ぎ着けたい。榊原氏をはじめ、「THE MATCH 2022」実行委員たちの偽らざる気持ちだろう。だが、まだ火種は残っている。

 「会場の東京ドームをフジテレビの名義で借りていたらしい。コンプライアンスの問題で、またややこしくなりそうです」(興行関係者)

 東京ドームは2021年から三井不動産グループの一員となった。三井不動産は旧財閥系企業とあって、法令遵守には厳格な企業風土で知られる。

 名義の問題についてフジテレビの担当者は「お答えしておりません」と回答。否定はしなかった。

 東京ドームの興行企画部に電話で何度か問い合わせたものの、なぜか毎回「担当者が全員電話中」「全員外出中」。本稿の締め切りまでに確認できなかった。

 会見でフジテレビの「経済」にたびたび言及した榊原氏。DFWWのキャッシュフローは潤沢なのだろうか。

 同社は2018年2月5日、本店所在地を東京都港区西麻布から沖縄県浦添市に変更している。よもや家賃の支払いや税務対策が理由ではあるまい。

 2015年の発足以来、RIZINのリングは那須川天心や堀口恭司、朝倉未来、朝倉海、RENA、山本美憂らのスターを生み出してきた。

 「青天の霹靂」とも言えるフジテレビの発表。それをなかったものにするだけの「雷神」のごとき神通力は榊原氏とDFWWにまだ残されているのだろうか。(一部敬称略)

(文=片田直久)

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