広瀬アリス『恋マジ』5.6%、“ヤる”話から“毒親ホラー”に変貌
#松村北斗 #恋マジ #月10ドラマ
広瀬アリス主演の恋愛ドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』(フジテレビ系/以下、『恋マジ』)の第7話が5月30日に放送され、世帯平均視聴率5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前回の6.2%より0.6ポイントダウンした。
同作は、恋愛経験ゼロで「恋愛は面倒くさいが、ヤることは済ませて大人の女になりたい」と願う27歳のOL・桜沢純(広瀬)が、フレンチビストロ「サリュー」のイケメンギャルソン・長峰柊磨(SixTONES・松村北斗)と“お試しの恋”をする恋愛モノ。
※以下、ネタバレを含みます。
第7話では、山梨の更生施設を抜け出した柊磨の母・真弓(斉藤由貴)が、柊磨の家に居座るように。そんな真弓は息子の恋人である純を敵視しているようで、純が大切にしている髪留めをゴミ箱へ捨ててしまう。
そんな中、「サリュー」のシェフ・要(藤木直人)の過去の犯罪歴が週刊誌に報じられたことで、客が激減。オーナーである柊磨の父・次郎は店をたたむことを決めるが、柊磨は「店を買い取らせてほしい」と懇願する。さらに、純は要の過去を世間に公表した上で、リニューアルオープンしないかと提案。この戦略が成功し、客足が戻る。
その後、元妻の真弓と再会した次郎は、「柊磨の邪魔だけはするな」「あいつはお前に人生邪魔され続けて、ようやくひとりで歩き始めたところなんだよ」と忠告する。この直後、純は柊磨の家のゴミ箱で髪留めを発見するも、泥酔状態でしらばっくれる真弓。不穏な空気を察した純は、「(真弓が)絶対捨ててるじゃん」とつぶやく……という展開だった。
各話の最高視聴率は初回の7.0%で、その後は5~6%台を上下している『恋マジ』。序盤では、第1話で「高齢処女」なるワードが飛び出したり、純の先輩である中川岬希(香椎由宇)がぶしつけに「最近、いつヤッた?」と尋ねるシーンがあるなど、男女の肉体関係に重きを置いた展開が続き、ネット上では「昭和のトレンディドラマみたいで懐かしい」「登場する女の子たちのファッションがおしゃれ」「ほっくん(松村)がかっこよすぎ」との声が上がる一方で、「ヤる話ばっかりで気持ち悪い」「“27歳で処女”を強調するなんて、価値観が古臭い」「下品すぎてドン引き」などと否定的な声も目立った。
また、主人公が事前に携帯で連絡せずに柊磨の家に押し掛けたり、柊磨にもらった誕生日プレゼントを引きちぎり地面に投げ捨てるなど、主要キャラのぶっ飛んだ言動が目に余ることから、「ツッコミどころだらけ」「誰にも感情移入できない」「全然キュンキュンできない」と毎回波紋を呼ぶことに。加えて、モテメンである柊磨が純に肩入れする理由がほぼ描かれないまま物語が進んでいくことに対し、「感情の描き方が大雑把すぎる」といった声も見られる。
しかし、純と柊磨の心が通い、“ラブラブ状態”になった第6話あたりから、それまでの展開とは程遠い“シリアス要素”を続々と投入。要に架空投資詐欺で服役していた過去が発覚したり、見るからに“毒親キャラ”の真弓が登場したほか、第7話で藤原紀香演じる怪しげなキャラクターが初登場するなど、“第2章”とも言うべき重々しい展開が続いており、視聴者からは「こんな怖いドラマだっけ?」「最初の作風と変りすぎ。ホラーじゃん」と困惑気味のコメントだけでなく、「ようやくドラマっぽくなってきた」「どんどん面白くなってくるな」と好意的な声も増えているようだ。
“下品なトレンディードラマ”と評された前半から、大幅に舵を切った『恋マジ』。これが視聴率好転のきっかけになるといいが……。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事