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“暴行疑惑”河瀨直美監督の人物評「お礼と謝罪が出来ない人」
さて、文春を読む限り、河瀨直美という映画監督は、人間性に大きな問題を抱えていると思わざるを得ない。
文春は、4月28日発売号で、撮影現場で、撮影助手に触れられたことで激怒し、助手を蹴り上げ、その後、撮影チームが降板してしまったと報じた。
今度は、河瀬の事務所で、退職を申し出ていた男性職員を待ち受け、部屋に足を踏み入れた途端、拳を握り、いきなり顔面を殴りつけたことがあったというのである。
河瀬はなおも殴り続け、彼は荷物をまとめて去り、二度と戻ってくることはなかったそうだ。
複数の事務所関係者によると、彼は優秀で英語も堪能だったが、その人間が自分のもとを去るというので、「所有欲を刺激されたのでは」と推測している。
河瀬は、高校を出て、専門学校で映画に目覚め、ドキュメンタリーを撮り始めた。27歳のとき、初の商業映画『萌の朱雀』がカンヌ国際映画賞で新人監督賞を最年少で受賞したことで世に知られた。
だが、同作品で中心的な役割を果たしたスタッフは、
「河瀨はまったくの新人だった。大御所の男性スタッフたちに頬を寄せて質問したかと思うと、撮影がうまくいかないとわんわん泣いて宿舎に帰った。それでも作品が成り立ったのは、周りの力が大きかったのです」
演出スタイルも独特だったようだ。
「理屈より自分の感性が最優先。役者やスタッフに、どんな演技をどんな意図で撮影するのかなど、事細かに説明しない」(先のスタッフ)そうだ。
先の作品では、キャリアのある俳優は國村隼だけだったが、その國村に河瀬は、「とにかく、ただ歩いてください」「座ってください」という指示を繰り返すだけで、國村は、「あの人のいうことはさっぱりわからない」と周囲にこぼしていたそうだ。
編集段階で、スタッフからの提案を、「分からへん」と突っぱねるため、こっそり制作陣が再編集し、25分ほど短縮され、時系列も入れ替えられてしまったという。
完成版を試写で初めて見た河瀬は、「こんなの、私の作品じゃない!」と怒ったという。
それはそうだろう。だがカンヌで新人監督賞を受賞すると、態度が一変したそうだ。
「ニュース番組に出演し、『すべて私の意図に基づく演出です』という趣旨を堂々と語っていた」(同)
それから2007年に『殯の森』を発表して、カンヌで最高賞に次ぐグランプリに輝くのだ。
この映画では、奈良市内で古書店を営んでいた演技経験もない宇多滋樹を主演に抜擢した。宇多は、認知症の男性役の演技で高い評価を受けた。
だが、その宇多ともその後、あることが起きて以来別れてしまったという。
宇多がこう話している。
「彼女は『ありがとう』や『すみません』が言えない。お礼と謝罪が出来ない人なんですよ……」
グランプリを受賞して帰国した会見で河瀬は、
「黒澤明、大島渚の次の世代が私だと確信しています。将来、私がパルム・ドール(最高賞)を受賞する可能性は十分ある」
と言い放ったという。
来月には河瀬が撮った東京五輪公式記録映画が公開される。ケチがつきっぱなしだった東京五輪を、河瀬はどう撮ったのだろう。コロナ禍で開催反対を声高に叫ぶデモも行われていた。そういう影の部分を消し去り、オリンピック万歳、アスリート万歳の映画になっているのではと、危惧している。
この公式記録映画が、河瀬の再評価につながることは、間違ってもないだろう。
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