トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 衆院議長セクハラ疑惑と新聞社の“他人事”

細田衆院議長「2人きりで会いたい♡」女性記者へのセクハラ疑惑と新聞社の“他人事”

ジャーナリスト黒木純一郎さんと松原智恵子の思い出

 さて、小泉今日子(56)がフライデーで、俳優の豊原功補(56)との「不倫愛」を撮られたのは、2015年3月だった。

 2018年には小泉がバーニングプロから独立し、豊原と「株式会社明後日」を立ち上げた。2人で歩んでいくのかと思っていたら、翌年には同棲を解消。

 2020年3月に豊原は妻との離婚が成立し、2億円相当のマンションを妻に譲渡したという。
 だが不倫で元妻や息子へ迷惑をかけたという罪悪感からか、離婚から2年たった今も、再婚するという話は聞こえてこないという。

 小泉のほうは、舞台を中心の仕事に据え、小泉がプロデュースする舞台に豊原も出演しているそうだ。

 仕事場でもツーショットになることはめったにないそうだが、駐車場には2人の愛車を並べて止め、順調に愛を育んでいるようだ。

 2人とも還暦が近い。結婚なんかにこだわらずに、幸せな生き方を見つけたようだ。

 ところで、黒木純一郎が亡くなった。享年80。週刊誌の草創期、梶山季之、草柳大蔵らトップ屋が活躍していた。

 その第二世代のトップランナーだった。今でも続く女性自身の名企画『シリーズ人間』などもやっていたのではなかったか。

 長身、苦み走ったイケメン、仕事はできる。私が彼と初めて会ったのは、入社してすぐだったと思う。私より4歳年上だったが、すでに大物ライターという雰囲気があった。

 1970代初めだったと記憶しているが、黒木に、PL教団の花火大会に行かないかと誘われた。

 教団本部のある大阪府富田林市だったと思う。黒木はまだ来ていなかった。花火を眺めながらビールを飲んでいた。そこに妙齢な美女が現れ、黒木さんはと聞いた。

 女優の松原智恵子だった。私と同世代で、日活の青春ドラマで活躍していた。吉永小百合よりきれいだった。

 しばらくして黒木が現れ、私に彼女を紹介した後、2人で消えていった。壮麗な花火と美女。夢を見ているようだった。

 黒木はその後、彼女と結婚した。

 彼は、松原智恵子の夫といわれるのをよしとしなかったのであろう、私が、松原さん元気? と聞いても生返事をよこすだけだった。

 週刊現代に移り、黒木が始めた早稲田企画からも何人か派遣されてきていた。皆優秀な記者だった。

 たまに会って話をすることはあったが、ゆっくり飲むことはなかった。彼も私も忙しかった。

 年賀状は毎年寄こした。われわれの世代の記者・編集者の理想像だった。俺もあんなかっこよく生きてみたい。そう思わせた男だった。

 そうか、亡くなってしまったのか。週刊誌が多くの読者に読まれていた時代を語り合える友人がまた一人いなくなってしまった。松原智恵子もすっかり老け役が似合う年になってしまった。一度、松原と飲んでみたかったな。

123456789
ページ上部へ戻る

配給映画