マヂカルラブリー野田に村上が「つまんねー!」
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こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。いつも聞きまくっているラジオの中から興味深かったエピソードを紹介する連載の第69回目。今回は2022年5月19日放送のニッポン放送『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0』で野田クリスタルさんがオートファジーダイエットについて話をしていた部分です。
体重が110キロを超え、ここから10キロ以上落として100キロを切らないと、野田さんが経営するクリスタルジムに強制連行されることが決定してる村上さん。運動するのがとにかく嫌いな村上さんは、流行りのオートファジーで減量を試みていることを話します。
睡眠時間込みで1日24時間の中で16時間、何も食べない時間を作るというオートファジーにトライ中とのことですが、食事をできない16時間が明けた一発目の食事がとにかく楽しみになってしまっているんだそう。この日は楽屋に置いてあったオーベルジーヌのカツカレーを持ち帰り、食事禁止時間が明けた時の食事にしようとしていましたが……お腹が空きすぎて帰宅途中につくね串を2本と、どデカいから揚げを4つ購入してしまい、その全てを爆食いしてしまったと話します。
結局、オートファジーダイエットを始めてからも体重は減らず、むしろ増えてしまっているとのことで、野田さんはオートファジーダイエットを村上さんが誤解をしていることを指摘します。
「オートファジーに限らないんですけど。まず、ダイエット食とかダイエット食品とか、それも食いすぎたら太るし。忘れないでほしいのは、食いすぎたら太るのよ。何をしたって。8時間だけ食べていいオートファジーだって、1食で5000キロカロリーぐらい食ったら誰でも太りますよ。オートファジーは『1食をいつも通りにしてもいい』っていうことで、『爆食いしていい』っていうわけじゃないんですよ。爆食いは人生で1回もしちゃいけないんです」と話す野田さんに対して村上さんは「隠してましたけど、さらにプラスでいろいろ食べてます」と告白。
「そうでしょう? それじゃ1日1食になってないんですよ。細かく計5食ぐらいになってるわけですよ。あなた、一番オートファジー向いてないタイプですよ。タバコの禁煙で1日1本だけ吸って、あとは我慢するみたいなやり方と一緒です。あれ、一番良くないんですよ。タバコの価値が上がるから。1日1本にするとタバコがどんどん神格化していく。おいしいタバコが吸えちゃうんですよ。だからタバコの価値がどんどん上がっていって、止めれなくなるんですよ。 食事もオートファジー、できる人はいいんですけど。でも本当に食欲があって我慢できない人はそのメシの価値がどんどん上がってくんですよ。あなた、食いたくてしょうがないでしょう? で、それが爆発しちゃうんですよ。食事があらゆる欲望の中で一番上になっちゃうんですよ。逆に言うと、俺はもう減量中はおいしいものを一切食わない。マズいタバコを吸うとか、そういう感じで食事の価値を下げる。そういう期間を作ればいいのよ」と解説。
続けて「オートファジーは流行ってますけど。厳密に言うとあれはダイエットの方法ではないんですよ。元は健康法ですよ。要はやっていることは断食ですよ。マッチョは絶対にオートファジーはやっちゃいけないんですよ。なぜなら、食事をずっとしていないと、タンパク質が消費されて筋肉が落ちていくから。オートファジーは筋肉が減るんです。でもまあ、オートファジーを別に否定はしないですよ。オートファジーの何がいいって、単純に1日の摂取カロリーが減るんですよ。16時間は食事を取ってないから。1食分のカロリーしかないから、単純に痩せるっていう意味合いで。だから、その1食をたくさん食えてしまう人。それはもう、ダメなんですよ。だから、あなたはもうオートファジーじゃ無理なのよ」と説明します。
そんな野田さんに対して、「じゃあ、どうしたら痩せるんだよ!」と村上さんは問いかけます。「これはもう結論を言うと……鍛えておいしいものを食べてください。人生で一番いいのはそれ!」と、元も子もないことを言う野田さんに対して「つまんねー! それ、できたらやってるっつーの! そうじゃなく痩せたいっつってんだよ!」という村上さんの、悲痛な叫びがスタジオ内に響いたのでした。
相方にも容赦なく理詰めで説明をしていく野田さん。途中のタバコの禁煙のたとえも非常にわかりやすかったでね。流行りのオートファジーも結局、筋肉が落ちて代謝量が減り、一時的に体重が落ちたとしても結果的には痩せづらい体になってしまうことが考えられるため、マッチョな野田さん的にはあまりおすすめできない手法なんでしょう。さすがクリスタルジムの総帥。結果を出し続けてきた野田さんの見事な解説でした!
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