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「松潤も出したのに!」テレ朝窮地、キムタクと2連続不発でジャニーズ激怒

「松潤も出したのに!」キムタクと2連続不発でジャニーズがテレ朝に激怒の画像1
テレビ朝日『未来への10カウント』公式サイトより

 視聴率が何かと話題の木村拓哉主演連続ドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系/木曜午後9時~)。ヒット作と呼ぶには程遠い現状をめぐって、木村が所属するジャニーズ事務所は同局に“おかんむり”のようだ。

 同作は、度重なる不幸により生きる希望を失った元アマチュアボクサー・桐沢祥吾(木村)が、母校のボクシング部のコーチに就任したことをきっかけに再生していく“青春スポーツ・エンターテインメント”。木村が『HERO』(フジテレビ系)シリーズなどの脚本家・福田靖氏と7年ぶりにタッグを組んだ意欲作で、満島ひかり、安田顕、内田有紀、King&Prince・高橋海人といった豪華キャストが脇を固める。

 同局の木村主演ドラマといえば、2020年6~7月に放送された『BG~身辺警護人~』第2章は、初回で世帯平均視聴率17.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の好スタートをきり、全話2ケタで全話平均15.6%を記録。18年1月期の第1章も、単話最低となった第3話でさえ13.4%で、やはり全話2ケタをキープ。最終回は17.4%だった。

 さらに遡ると、木村の“テレ朝連ドラ初主演”作品として話題になった15年4月期の『アイムホーム』も、初回16.7%と好発進。これも全話2ケタで、全話平均14.8%の高水準となった。

 好成績が続いていることから、当然ながら数字が期待されていた『未来への10カウント』だが、初回から11.8%と「キムタクにしては低い」と感じざるを得ない数字でスタート。第3話で初の1ケタとなる9.9%を記録し、第4話で9.6%まで下降した。その後は、第5話が10.6%、第6話が11.1%と再び2ケタに戻ったが、それでも『アイムホーム』や『BG』のような勢いは感じられない。

 そんな現状に、制作側は冷や汗が止まらないようだ。

「ジャニーズは、『未来への10カウント』の数字を“ありえない低視聴”と捉えているようで、テレ朝に対してかなりのおかんむり状態。局内では『世帯平均2ケタ死守!』と、ドラマ関係者が必死になっていますよ」(テレ朝関係者)

 そこまでジャニーズが憤る原因には、同局で今年1月期に放送された嵐・松本潤主演ドラマ『となりのチカラ』の低迷も大いに関係しているという。同ドラマは、放送前こそ松本と脚本家・遊川和彦のタッグとして話題になったが、いざ始まるとネット上で作風や脚本をめぐり賛否両論が巻き起こる事態に。結局、第3話から最終話の第9話までの視聴率が“連続1ケタ”という、期待外れの結果となってしまった。

 また、同局で18年から続く元V6・井ノ原快彦主演の刑事ドラマシリーズ『特捜9』も、今年4月から放送されているseason5の第5話で、シリーズ史上初となる1ケタを記録。要するに、22年にテレ朝で放送されたジャニーズドラマが、軒並みヒットしていないのだ。

「『となりのチカラ』もイマイチの結果となり、ジャニーズはテレ朝に対して『ウチから松潤とキムタクを出したのに、この数字は何ごとだ!』と怒り心頭のようです。その対応策として『未来への10カウント』は第3話を除く全話において、放送時間を数分拡大。通常は午後9時54分から放送されている『報道ステーション』の開始時間を午後10時以降に後ろ倒ししていますが、今のところ目立った効果は見られていません」(同)

 ネット上では「放送中のほかのドラマと比べると、『未来への10カウント』がそこまで低迷しているとは思えない」「視聴率1ケタを記録したくらいで、がっかりされるキムタクがかわいそう」と木村に同情的な声も見られるが、数字に一番こだわっているのは当のジャニーズサイドのようだ。

鈴木紬(エンタメ系ライター)

元アイドル誌編集者。宮迫博之の焼肉屋「牛宮城」を誰かにおごってもらう日を夢見る芸能系ライター。芸能人のYouTubeやSNSのパトロールが日課。

すずきつむぎ

最終更新:2022/05/27 20:00
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