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◎ヒコロヒー、○パンサー向井、△鬼越、☆さらば森田…バラエティー界で“ポスト有吉”探し

◎ヒコロヒー、△鬼越トマホーク、☆さらば森田…バラエティー界でポスト有吉探しの画像1
有吉はまだまだ現役かもだけど…(Getty Images)

 平成後期から令和にかけて、バラエティー界を牽引しているのが有吉弘行だ。2007年頃からピン芸人としてブレイクし始め、2012年頃に冠番組が激増。その後、およそ10年にわたってバラエティー界のトップに君臨している。

「有吉さんは知名度も人気も衰えない。今後も売れ続けるでしょうが、そろそろ“ポスト有吉”がほしいという声も聞こえてきます」(制作会社スタッフ)

 つまり、テレビ業界では“ポスト有吉”探しが本格化しつつあるということのようだ。では、具体的に“ポスト有吉”として名前が挙がっているのは、誰なのだろうか。

 ちなみに有吉は、品川庄司の品川祐に「おしゃべりクソ野郎」なる絶妙なあだ名をつけるなどの毒舌が人気となり、ブレイクにつながった。“ポスト有吉”というからには、やはり同様の毒っ気が求められそうだ。

「最近であれば、お笑いコンビ・鬼越トマホークなどはいい感じの毒舌が受けています。ただ、有吉さんに比べると、ドギツい(笑)。どうしてもコンプラにうるさい今のテレビ界だと、そんな鬼越がトップに立つビジョンは見えづらい」(構成作家)

 有吉と同じく“ピン芸人”として、ブレイクが期待されているのが女性芸人のヒコロヒーだ。

「ヒコロヒーも毒舌が人気ですが、鬼越ほど強いものではないし、有吉さんよりもマイルド。一方で、女性ということもあって、たまに強めの毒を吐いても、柔らかく聞こえるというメリットもある。基本的に平場のトークができる芸人さんですし、それこそ有吉さんに近い雰囲気があります。日向坂46の齊藤京子とのトークバラエティー『キョコロヒー』(テレビ朝日系)もなにかと話題で、すでにブレイクしかけていますが、このまま徐々に認知度を上げていって、気づいたらMCクラスになっているなんてこともありえるでしょう」(同)

 ほかにも、“ポスト有吉”のポジションが期待される芸人は多い。

「毒っ気の強さと笑いのセンスの高さでは、ハライチ・岩井元気の評価はとても高い。どんな番組でも自分のスタンスを崩さないのも“有吉的”ですよね。あとは、根本的な“お笑い筋力”が高い三四郎・小宮浩信なども期待されています。イジられキャラとして振る舞うこともありますが、そういった弱みも見せられるがゆえに、強権的なMCになりにくく、コンプラ重視の流れには合っていますね。

 さらに、お笑いに対する愛情が深く、仕事への熱意もあるパンサー・向井慧も、有吉さんのようになるポテンシャルを秘めている。もし明日からクイズ番組や情報番組のMCに抜擢されたとしても、なんの違和感もない」(同)

 そして、最有力候補の1人だと目されているのは、さらば青春の光・森田哲矢だという。テレビ局関係者はこう話す。

「森田はどんな番組でも、制作サイドが求めたもの以上の結果を出してくれるという印象です。ちょっと前はガツガツしすぎていて、ちょっと場を乱すこともあったんですが、最近はそういったこともなく、どんな番組でも安心して任せられる。発想力もあるので、番組のメインに持ってきてこそ、その力が発揮されるタイプ。有吉さんとはキャラクターがだいぶ異なりますが、将来的にゴールデンタイムのバラエティーを仕切っていてもおかしくない存在だと思います」

 いずれにしろ、今バラエティー界が“ポスト有吉”を求めているのは間違いない。これからの10年を担っていくのは、果たして誰なのか──。

浜松貴憲(ライター)

1980年生まれ、東京都出身。大学卒業後、出版社に入社。その後、いくつかの出版社を渡り歩いた末に、現在はフリーライターとして、テレビ番組、お笑い、YouTubeなど、エンターテインメント全般について執筆している。

はままつたかのり

最終更新:2022/05/24 11:03
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