「ペヤング」新作3品レビュー、まじめな“創作焼そば”の中にキケンあり!?
#カップ麺 #ペヤング #カップ麺一行3昧
最近の「ペヤング」は、時折ぶっ飛んだ商品を出しつつも、基本的にはまじめ路線に舵を切り、カップ麺ならではの楽しい創作カップ焼そばの開発に注力している印象です。
※「ペヤング獄激辛Final」との激闘はこちら
今回レビューするのは、「野菜MIXやきそば」、「蕎麦風わさび味」、そして「にんにく味噌」の3品。いずれもまじめな創作系に見えます。でも、実はひとつだけ仲間外れがあります。
まじめな創作系とは一味違うキケンな「ペヤング」が3つのうちどれなのか、予想しながら読んでいただければと思います。
野菜で春の彩り!…に隠されたメッセージ?「ペヤング 野菜MIXやきそば」
まずひとつめは、「ペヤング 野菜MIXやきそば」205円(税別)。ペヤングは「背脂MAX」など商品名に「MAX」が入る商品を多く出していますが、今回は一文字違いの「MIX」。そして暖色系のパッケージの色合いからも、おそらくミックスジュースの雰囲気を漂わせているものと思われます。
「キラキラおひさま」とか「ゆうべのこわいゆめ」をみんなミキサーにぶち込んで、飲み干したら今日はいいことあるかもしれないアレです。古いですが。
おいしそうな商品なのに異論はありませんが、パッケージの「野菜MIX」のロゴが微妙に左側にズレてプリントされているのが気になります。これは個体差ではなく、どの商品も同じでした。
なんで左寄っているのかちょっとモヤモヤしますが、「ド真ん中の王道商品ではありません」というメーカーの隠されたメッセージかもしれません。ファンネルとかタケコプターみたいな飛び道具が出てくる可能性があるので油断は禁物です。
塩味のソースにいつもの「ペヤング」の麺と大量の野菜が合わせられています。色味が豊かで、色づく春~初夏を思わせる春の祭典スペシャルぶり。ロゴは左に寄っていましたが、これはどう見てもド真ん中の王道を行く良品にしか見えません。
塩味のソースはごま油を効かせて香ばしく仕上げられています。ごま油で炒めた野菜炒め風でしょうか。野菜の甘みと共鳴しています。「ペヤング」なのに極めて真っ当なおいしさ。
野菜は、キャベツ、コーン、ニンジン、アスパラの4種類。甘みの強いキャベツを軸に、コーンやニンジンで食感も賑やか。ペヤングの具はいつもボリュームが素晴らしいのですが、今回は量に加えて種類も豊富、そして彩りも豊かで、まるでお花畑のようです。
そしてカップ麺ではめずらしいアスパラ。初期の「カップヌードルしお」をはじめ、「カップヌードル」シリーズで一時期使われていたことがありますが、それ以外のカップ麺でアスパラが使われているのはこれまでに数えるほどしか見たことがありません。今回はかなり細いものが数本入っているだけなので、他の野菜に比べると存在感は薄いものの、しっかり味わうと味も食感もきちんとアスパラらしさが感じられました。
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