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フラット芸能

渡辺裕之さんは結婚式後のデートも気さくに取材OKのまじめな人柄

芸能界訃報相次ぐ…渡辺裕之さんは結婚式後のデートも気さくに取材OKの人柄の画像1
ダチョウ倶楽部・上島竜兵

 ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!

――5月前半は訃報が相次ぎましたね。5月3日に渡辺裕之さん、5月11日にダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが急逝して驚きました。

城下 ショックでしたね。

――何があったのでしょうか。

城下 詳細は明らかにされていませんが渡辺さんは、妻の原日出子さんが発表したコメントによると「何事にもストイックで、一生懸命で、手を抜くことをしない人」とありました。本当にその通りで、僕がお会いしたときもとても真面目な人という印象を持ちました。お2人は1993年、ハワイの海を見渡せる有名な教会、キャルバリー・バイ・ザ・シー教会で挙式したのですが、その時も、僕ら取材陣が「夜のデートシーンを撮らせてほしい」とわがままを言ったら、新婚にも関わらず渡辺さんは快く応じてくれました。本当に真面目で一生懸命な人でしたね。

――原のコメントには「コロナの最初の自粛の頃から、人一倍家族思いで心配性な夫は、先行きの不安を口に出すようになり、考え込むことが多くなりました」ともありましたね。

城下 自律神経失調症と診断されていたそうですね。コロナ禍で一時的に減った仕事も最近は戻ってきていたんです。得意のゴルフの番組からもオファーがあったそうです。ただ、ある人から聞いたところによると、「本人としては納得がいく仕事ができなかったようだ」とのこと。制作側から見れば何一つ問題なかったんですよ。でも、ストイックで完璧主義の渡辺さんにとっては、不本意なところがあったようです。真面目に考えすぎて思い詰めてしまったのかもしれません。

――上島さんについては、理由が一切明かされていません。急逝する3日前にも公式Instagramを更新していました。

城下 ダチョウ倶楽部のメンバーはすごく仲がいいですし、「竜兵会」として親交のあったタレントさんも大勢います。たくさんの人が彼を慕っていました。コロナ禍とはいえ、売れっ子ですから仕事もそう大幅に減っていなかったはず。今となってはどんな苦悩があったのか、本人しかわかりません。上島さんの訃報を聞いて、2020年9月に亡くなった竹内結子さんのことを思い出しました。

――あの時もあまりに突然でしたね。

城下 そうなんです。竹内さんは家族といつも通り夕食を取った後に突然、亡くなりました。当時、7月に三浦春馬さん、2週間ほど前に芦名星さんが急逝したばかりでした。自分に近い立場の人、同世代の人の死は衝撃的であると同時に、もし何か悩みを抱えていたとしたら、その解決の選択肢の一つとして、頭のどこかにそのことが残ってしまうのかもしれません。特に芸能人は感受性が強い人が多いですから。

――同業者だったり同世代だったり、ましてや共演したことがあったりすれば、衝撃は特に大きいですよね。渡辺さんは66歳、上島さんは61歳。世代も近い。

城下 60代に入ると、老年期うつ病にも気をつけたほうがいいと聞きます。僕も渡辺さんと同い年ですから、やばいですよ。みんな気をつけて、今回はもう続かないでほしい。そう強く願っています。

――本当に。早すぎる死が悔やまれてなりません。

城下尊之(芸能リポーター)

立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「(故)林家三平さん、大病から復帰!」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。

【プロフィールページ】

しろしたたかゆき

最終更新:2023/02/24 11:57
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