「丸源ラーメン」もカップ麺に! 独特すぎる「名古屋めし」を家で堪能する3品
#カップ麺 #カップ麺一行3昧 #名古屋 #カップまぜそば
カップ麺離れしたチェーン店のこだわり 日清食品「丸源ラーメン 熟成醤油 肉そば」
最後に紹介するのは、日清食品の「丸源ラーメン 熟成醤油 肉そば」220円(税別)。「丸源ラーメン」とは、2001年に1号店が開店した愛知県発祥のラーメンチェーン店で、北は宮城県から南は沖縄県まで展開しています。名古屋発祥ではないので厳密に言えば「名古屋めし」とは違いますが、愛知から全国にその名を轟かせる人気店です。
お店では、複数種の醤油などを合わせて15日間寝かせた「熟成醤油がえし」や、厳選された豚バラ肉を用いた「熟成醤油肉そば」が看板メニューで、今回のカップ麺も「熟成醤油肉そば」が再現されています。
豚脂などの旨みを効かせた醤油味のスープで、「熟成醤油」の入ったオイルを加えることで、醤油のコクと香りが強力になります。醤油が濃いので塩気は強めなのですが、それ以上にコクやキレが感じられ、まるで醤油の塊のようなスープとなっています。
濃い醤油に加えて甘みも強くつけられており、後を引く甘濃い味わい。豚脂のコクでこってり感もあり、雰囲気的には濃厚な「徳島ラーメン」を思わせるものがありました。これだけ濃い醤油味のスープはなかなかないのではないかと思います。
麺は少し透き通って見えるノンフライ麺。お店の特製多加水麺に比べるとしっとり食感でひとまわり太いように見えます。お店の再現性は高くなさそうですが、麺の自然な甘みが甘濃いスープと好相性で、甘さがより増幅されているように感じました。
お店では厳選された豚バラ肉が使われていますが、カップ麺でも細かいながら豚バラ肉が入っていて、赤身と脂身がバランスよくついています。また、背脂加工品で脂身の旨みを補強しており、スープの豚脂、豚バラ肉、背脂加工品の三位一体はまさに豚の波状攻撃。「熟成醤油」と豚肉(脂)のどちらにもカップ麺離れしたこだわりを感じさせる一杯でした。
「名古屋めし」魅力の一端が味わえる!
「台湾ラーメン」のコスパ、「台湾まぜそば」のクオリティ、そして「丸源ラーメン」の強いこだわりと、名古屋めしの凄まじさの一端が垣間見える3商品でした。特に「丸源ラーメン」のカップ麺は、チェーン店のものだからと侮ってはいけません。
実は筆者は、コメダ珈琲でもらえる豆を食べながらアイスコーヒーを飲むのが大好きな隠れ名古屋メシャンですが、ひいき目を抜きにしても名古屋めしの魅力は奥が深そうです。
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