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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 『旅サラダ』中丸雄一が“孫扱い”される

『旅サラダ』中丸雄一が“孫扱い”される不思議な世界線。食リポ姿を子守りのように見守られる

中丸のロールキャベツ食リポにスタジオ「おっきなお口で行ったねぇ」

 続いて、中丸と川原さんが実際に料理を始めた。作るのは、川原さん流のロールキャベツである。まず、キャベツに入れる肉を中丸がこねる。ボウルに肉を叩きつけるのだ。

川原 「しっかり、叩いてください。強いほうがいいんです。日頃のうっぷんをここへ、『コノヤロー!』ってやってください」
中丸 「ストレスを当てる感じですか?」
勝俣 「(スタジオから)『亀梨、コノヤロー! 上田、コノヤロー!』って」

 スタジオから無責任にKAT-TUNの仲違いを焚き付ける勝俣。しかし、中丸の叩きつけ方はずっと優しい。きっと、日頃からうっぷんが溜まっていないのだろう。ああ見えて、現在のKAT-TUNは仲がいい。

 というわけで、料理ができあがった。あとは、食べるだけである。ロールキャベツを箸でつまみ、口へ運ぶ中丸。ちなみに、彼は猫舌だ。そのわりには、一口が大きい気もするが……。スタジオのレギュラー陣も気付いているようだ。

神田 「しゃべれなくなるぞ?」
向井 「おっきなお口で行ったねぇ」
三船 「すっごいたくさん入れましたね、今(笑)」
中丸 「……!」
勝俣 「そりゃ、コメントできないわ。入れすぎなんだよ、中丸君!」
中丸 「(小声で)ちょっと詰め込みました、すいません」
神田 「そういうのがいいですよ」
 
 箸でロールキャベツを切っている時点で「おや?」と思ったが、まさかあの大きさそのままで頬張るとは。一口が豪快すぎるし、猫舌が発動するし、リポーターらしからぬ異常事態へ陥った中丸。

 そんな彼を見ながら「おっきな口で行ったねぇ」と見守るレギュラー陣の保護者感は、どうなのか? 川原さんとの作業は帰省した孫がおばあちゃんの料理を手伝ってるようにしか見えなかったし、実年齢では1歳上の三船美佳にさえ子守り目線で見られているし、アラフォーの中丸が“孫扱い”されるという『旅サラダ』だけの不思議な世界線が誕生! 事実、「そういうのがいいですよ」とフォローする神田の特別扱いは、まさに祖父と孫の関係性だ。KAT-TUNでは爺扱い(最年長)されてる中丸なのに……。

むせたおばあちゃんにナイスな対応をした中丸のアドリブ

 ロケの最後は、中丸と川原さんの会話で締めるようだ。

中丸 「今後、YouTuberとしてどういうお気持ちでやられますか?」
川原 「(声をつまらせながら)こういう日を楽しみに、生ある限り頑張りたいと思います」
中丸 「こちらこそです。まだまだレシピはありますから、今後ももちろんYouTubeのほうは……」
川原 「ゴホッ、ゴホッ!」
中丸 「すいません、焦らせちゃって。飲み物ありますんで」

「YouTubeの大きな反響に感極まり、言葉にならないのか?」と見てるこっちも心打たれていたら、食べた料理にガチでむせていただけだった川原さん。そんな彼女を気遣う中丸がまた、気のいい孫みたいなのだ。

 というわけで、今回のロケは終了。お気付きだろうか? ロケ終わりに必ず行う「せーの、発掘!ニッポン、なかまる印ー!」の雄叫びが、今回はなかったことを。つまり、むせた川原さんを気遣った中丸のアドリブである。

 現地の方とやり取りするときはスタジオの呼びかけを後回しにし、会話を優先することが増えた中丸のリポート。これが彼の進歩なのだろう。いつまでも孫じゃない、ということだろうか。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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てらにしじゃじゅーか

最終更新:2022/06/18 04:46
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