レインボージャンボ、ついに池田に手を出す!? バカ映画の決定版『タヌキ社長』公開

河崎監督は「小二病」、バカ映画を生み出すワケ

ジャンボ　あとビックリしたのはタヌキ社長の着ぐるみに入ってたアクション俳優の谷口洋行さんなんですけど、誰よりも芝居が上手かったんですよ！全俳優さんの中で１番でしたよね。顔もカッコいいし、声も渋くてすごいんですよ。

―タヌキ社長の声は声優の関智一さんが担当してましたけど、現場では谷口さんが演技してるんですか？

ジャンボ　そうなんです。最初は着ぐるみも着ないで、セリフありで演技をしてくれるんです。もちろん関智一さんも素晴らしい声をあててくれてるんですけど、着ぐるみを着ない谷口さんバージョンでもう一回撮って欲しいくらい上手いんですよ。

池田　カラダの筋肉もすごいし、本当にカッコいいよな。

ジャンボ　それ考えたらモト冬樹さんがめっちゃNG出してたのとか、腹たってきますよね。また言い訳の仕方がすごいおじさんなんですよ。「ああごめんごめん間違えた。これは違うな。監督違うよな。よしもう一回いこう！」みたいな。でもモノマネ番組オタクだったので、モト冬樹さんとご一緒できたのはめちゃくちゃ嬉しかったですね。生で見たらめちゃくちゃおじいちゃんでしたけど。登場した時に、モトさんのお父さんが来たんじゃないかと思いました。

町　そこまでおじいちゃんだったかな。

―監督は本当にコンスタントに映画を作ってますけど、バカを生むの源泉みたいなものが枯れることはないんですか？

河崎　小二病ですからね。

ジャンボ　中二病じゃなくて小二病ね。

町　確かにめちゃくちゃ小学生みたいだなって思います（笑）。

河崎　小学生はうんこ、ちんこでずっと笑ってますよね。それを還暦過ぎてもやってるって感じです。

町　この作品を観ている間は、本当にイヤなことも一切考えなくていいんですよね。いま色んな問題がありますけど、そこと１番遠いところにある作品だと思います！

『タヌキ社長』
5月20日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサほかで公開。

小川でやんす（放送作家・映像ディレクター）

小川賢治。1989年生まれ。放送作家、映像ディレクター、ライター。大学を卒業しフリーで活動、2017年「小川でやんす」に改名。

おがわでやんす