『ローマの休日』意外と見たことない古典『金ロー』 新ヘプバーン早見沙織に注目が!
#金曜ロードショー #しばりやトーマス #金ロー
早見沙織の悲願成就
そして今回、金ローが同番組で18年ぶりに放送するのは、吹き替え声優陣を一新した新録版だ。同作は日本ではパブリック・ドメイン(著作権切れ)となっており、各テレビ局、ソフト版などなんと8種類の吹き替え版が存在している。もっとも有名なのは『ゴールデン洋画劇場』(フジテレビ)『日曜洋画劇場』(テレビ朝日)で放送され、最初期のソフト版に収録されている池田昌子がヘプバーンの吹き替えを担当したバージョンだ。
池田昌子といえば『銀河鉄道999』のメーテルを演じた声優で、洋画吹き替えの世界でもベテラン。特にヘプバーンはほぼ「持ち役」になっており、当初は他の声優が担当することもあったが、ヘプバーンがユニセフの活動を主にして一線から退いていた70年代以降は、池田が担当声優として固定されるようになった。
「ヘプバーン=池田昌子」というイメージが浸透している中で、声優を一新するというのは中々勇気のいる決断だと思われるが、金ローが新たに指名した令和のヘプバーンは早見沙織。
2007年デビューの彼女が声優を目指したきっかけはなんと、ヘプバーン。母親の影響でヘプバーン主演作を吹き替えで観ていた彼女は、声優の仕事に興味を持ったという。その彼女が自身の声優としての原点に挑むという、あまりに出来過ぎた話! 彼女は児童から成人、明朗快活から陰のある役まで演技の幅が広いのだが、特に育ちの良いお嬢様のような役を演じると見事にハマっていて、『ローマの休日』のアン王女役なんて適任と言わざるを得ない!
『ローマの休日』のクライマックスは自分の立場では自由を謳歌するよりも、為すべき使命や責任があることを悟った王女はわがままな子供だった頃とは打って変わって毅然とした顔つきになっており、映画冒頭とはまったく違う雰囲気を見せているヘプバーンに驚くのですが、ヘプバーンがきっかけで声優を目指した早見沙織がデビューから15年を経て、どのようにヘプバーンをものにしたのかも気になる。
当日の放送が楽しみでならない! 早見沙織版でソフト化して欲しいぐらい! 70年の時を経て新たな魅力を得ることになった『ローマの休日 オリジナル新吹き替え版』は5月13日21時から放送です。
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