コント系ドラマ『捜査一課長』、ナイツ塙の“棒演技”を約5年越しに伏線回収するもおふざけすぎて騒然
#ナイツ #鷲見玲奈 #塙宣之 #捜査一課長 #内藤剛志
5月5日放送のドラマ『警視庁・捜査一課長』(テレビ朝日系)シーズン6第4話が、演芸ファンの間で話題だ。
主演の内藤剛志の「必ずホシをあげる!」という決め台詞でお茶の間に愛されている同作。2018年のシーズン3からナイツの塙宣之がレギュラー入りしており、その演技を見た視聴者から「棒演技」「表情筋が死んでいる」と言われるなど、いろいろな意味での反響が相次いでいた。
しかし4話では、なぜ塙が“棒”なのかが、しっかり回収されたのだ。放送前週である4月28日に、塙本人も期待を煽るツイートを発信している。
いよいよ来週、棒回。間違えた、神回です!お楽しみに!https://t.co/BbAP5Ppyt2 #捜査一課長
— ナイツ塙@hanawa_nobuyuki) April 28, 2022
“棒回”となった第4話のサブタイトルは、「俳句を盗んで殺人!? 棒すぎる刑事が詠んだ愛の575」だった。もうフザけている。タイトルからして棒呼ばわりされる塙。今回は、こんなあらすじだった。
【あらすじ】
バラエティー番組でも活躍する俳人・墨田凌雲(松澤一之)の遺体が川で発見された。大岩純一(内藤剛志)らが臨場したところ、橋の上からきちんと揃えた草履と俳句をしたためた短冊が見つかり、飛び込み自殺かと思われた。だが、溺死に見られる生活反応が見当たらず、殺人の可能性が浮上。しかも、短冊に記されていたのが「旅に病んで夢は枯野をかけめぐる」という松尾芭蕉の有名な句だったため、一同は困惑する。
捜査を進めた結果、事件当日、3人の女性が凌雲の自宅を訪れる予定だったと判明。その3人とは、凌雲の新旧の愛人と、俳句教室の生徒であり、家政婦として出入りする川上美月(鷲見玲奈)だった。実は、美月は3カ月前から奥野親道(塙宣之)の自宅の家事代行も担っていた。明るく美しい美月にすっかり魅了された奥野は、彼女にプロポーズをしていた(公式サイトより)。
よる?8時から「警視庁・ #捜査一課長 season6」第4話
高名な俳人が自殺に見せかけて殺害された?
容疑者として浮上したのは…なんと“ブランク”こと奥野(#塙宣之)がプロポーズした女性?⁉️苦悩する奥野を見かねた大岩一課長(#内藤剛志)は捜査から外れるよう命じるが…
はたして彼の恋?の行方は?⁉️ pic.twitter.com/UzQh4MLoLQ— テレビ朝日宣伝部@tv_asahi_PR) May 5, 2022
ナイツ土屋と鷲見玲奈、棒同士の戦慄のオープニング
4話のオープニングは、今回のゲスト俳優である鷲見玲奈に塙がプロポーズする場面。野際陽子以来、女優業に走る女性アナウンサーは少なくないが、田中みな実や宇垣美里を筆頭に近年は特に増えた印象。『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)や『DCU』(TBS系)での演技経験もある鷲見は、果たしてどうだったか? 忌憚なく言うと、彼女も“棒”だった。プロポーズならぬ“プロ棒ズ”というか。塙と鷲見で棒を取り合う、ビーチフラッグみたいなオープニングだったのだ。
さて、塙が鷲見にプロポーズした翌日、内藤剛志のもとに電話がかかってきた。遺体が発見されたらしい。
「なに? 辞世の句をパクったご遺体が!?」(大岩)
なんなの、その報告は……。「辞世の句をパクったご遺体」という説明の情報量が多すぎるし、電話口で「俳句をパクった」と伝えることになんの意味があるのだろう?
現場へ臨場した内藤と塙。そこにいたのは、被害者である俳人・墨田凌雲だ。凌雲は俳句教室に通っていた頃の塙の師匠だった。
「私、こう見えても俳句教室に通っていたことがありまして」(塙)
ナイツの漫才に頻出する「肛門見えても(こう見えても)、私は○○なんです」のフレーズを明らかに意識した台詞である。脚本家もフザけている。
他局『プレバト!!』に全力でカブせにいく
そもそも、木曜8時に俳句をテーマにしている時点でチャレンジャーだ。『捜査一課長』の直前まで他局が放送する『プレバト!!』(TBS系)を間違いなく意識しているからである。
凌雲の自宅へ行くと、そこには「きがさなり」と書かれた短冊が遺してあった。言葉の意味がわからない捜査陣が右往左往していると、肛門見えても俳人の塙が解説を買って出た。
「それは、『季重なり』のことですね。1つの俳句の中に2つ以上季語があることを、季語が重なるという意味で『季重なり』っていうんです」(塙)
みんな、『プレバト!!』を見てないのだろうか? やらかすと夏井いつき先生に叱られるやつだ。堂々と組み込まれる、他局番組への超リスペクト。俳句ファンに媚び、同時間帯に放送中の『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系)から視聴者を奪う作戦か? 『捜査一課長』が平然と局の垣根をまたぎにいった。
ちなみに今回、容疑者と睨まれたのは凌雲の生徒だった。事件が起きた当日、俳句教室に通う3人の女性がそれぞれ凌雲邸を訪れる予定だったそうだ。
「この日は、特待生だった3人が来る日だったそうです」(捜査員)
「特待生」、どこかで聞いた響きである。またしても、思いっきり『プレバト!!』に被せにいった『捜査一課長』。ここまでくると、TBSに怒られるのでは……。
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