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『ラヴィット』訃報扱わない姿勢に「ありがとう」の声 お笑いファン悲しみの中で

『ラヴィット』訃報扱わない姿勢に「ありがとう」の声 お笑いファン悲しみの中での画像1
TBS『ラヴィット!』公式サイトより

 11日、この日も日本でいちばん明るい朝番組『ラヴィット!』(TBS)が楽しく放送されると、視聴者からは「ラヴィットありがとう」という声が数多く上がった。

 この日は、ご当地キャラの日ということで、オープニングのテーマは「ご当地キャラ&自慢」。アンタッチャブル・柴田英嗣は、出身地・静岡県静岡市にプラモデルメーカー・タミヤの本社があるということで、子供の頃ハマったミニ四駆を紹介。すると、スタジオにはタミヤ全面協力のもと20台のミニ四駆と専用のコースが用意され『ミニ四駆ラヴィット!カップ2022』が開催された。

 柴田と司会の麒麟・川島明、矢田亜希子が好きなミニ四駆を選びレースが始まるのだがここでハプニングが。

 川島と矢田がデッドヒートを繰り広げていると、川島の選んだミニ四駆「バーニングサン」が停止。すると柴田、矢田の車体が次々に後ろにぶつかる玉突き事故。3体並んで止まってしまったのだ。「バーニングサンを先頭に3キロの渋滞です!」と川島。「ゴールデンウイークじゃないかよ!」と柴田。スタジオは大爆笑で大盛り上がりとなったのだが、レースが再開するとさらなる事故が発生する。矢田の車体がコースを乗り越え、逆走してしまったのだ。これにより川島の車体と正面衝突。この隙に、一番後ろを走っていた柴田の車体がゴールして優勝。川島は「想定しうる全トラブル起こりました」とレースを締めくくった。

 さらに、この日はレースがもうひとつ。ひょんなことからレギュラーを、自ら卒業してしまった見取り図・盛山晋太郎の復帰を賭けて、『ゆるキャラダービー』が開催されたのだ。

 盛山の出身地、大阪府堺市のゆるキャラ・サカエル&みそさかいが1位になればレギュラー復帰となる障害物レースには、計5体のゆるキャラと番組キャラクター・ラッピーもエントリー。しかしこのレースもカオス状態になってしまう。距離感を掴めないゆるキャラたちが重ねられた一斗缶を崩壊させ、「ガンガン」という音を鳴らしながらレースは進行。さらに、最後の障害物・リンボーのバーはほぼ、全員が落としてゴール。ゆるキャラたちが障害物をすべてなぎ倒すとんでもレースとなってしまったのだ。

 結果としては静岡県静岡市清水区のシズラが1位でゴールし、盛山のレギュラー復帰はならず。一斗缶を崩壊させたことを詰められたラッピーが「勝ちにこだわってしまいました」と答えスタジオは大爆笑だった。

 ハプニングだらけのレースに「朝からラヴィットのミニ四駆のくだりで涙流して笑った」「ミニ四駆レース、神回やん」「やばいゆるキャラレース泣き笑いしたわ。みんないろいろぶち壊しててめちゃかわいい」「ゆるキャラレースめちゃくちゃおもしろかった!!」と、ネット上でも大盛り上がりとなっていた。

 このように、『ラヴィット!』はいつも通りの明るい朝番組だったのだが、今日の通常営業は視聴者からは特別な放送になっていた。各局ではダチョウ倶楽部・上島竜兵さんの訃報を扱っていたからだ。

「ニュース、ワイドショーを一切扱わなない」と謳いスタートした番組。この日も、例外ではなく、訃報に触れることなく番組は終了。

 ネット上では「朝から悲しいニュース見てしんどくなってラヴィットにチャンネル変えたら、ミニ四駆レースでめっちゃ笑った。ラヴィットありがとうございます」「大変な朝だけどいつも通りに放送してくれたラヴィット!ありがとう」「日本でいちばん明るい朝番組、ラヴィットに救われる朝」「ラヴィットという番組があって良かったな 今日みたいな日」と感謝の声が多数上がっていた。

「ニュースを扱わない」ことで炎上したこともあったが、それを貫いた『ラヴィット!』に意味を感じる回だった。

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大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2022/05/12 06:00
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