Sexy Zone中島健人がCMで大ブレイクの秘密―業界が懸念するのは“手越化”
#ジャニーズ #CM
中島健人(Sexy Zone)が出演する「湖池屋スコーン」の新テレビCM「新しいダンスコーン」編が放送中だ。「新しいダンスコーン」編では、1988年に初放送されたCM「社交ダンス編」を再現。赤いダンス衣装に身を包んだ中島は「スコーンスコーン 湖池屋スコーン」というフレーズに合わせた華麗なダンスを見せている。
近年、CM業界では過去の作品を再現させるリメイクを、積極的におこなっている。18年には、キリンレモンの歌をBISHがカバー。20年には福山雅治が10年ぶりに東芝「レグザ」のCMに、21年には宮沢りえが34年ぶりに、三井のリハウスのCMに“再登板”している。
「テレビ離れが叫ばれて久しい現代のCM業界において、過去の有名CMのリメイクは良くある話。オールドファンはもちろん『湖池屋スコーン』のようなキャッチーな“歌モノ”のCMは若い層にも届けることができ、TikTokでの『踊ってみた』動画への波及も期待できます」(CMディレクター)
利用効果も高い半面、リメイクCMにはこんな声もあがる。
「リメイクCMは、過去の栄光にすがっているようなもの。ワイドショーネタにもしやすいですし、ある程度訴求できることは間違いないですが、二度三度とできるものではなく、ある種の“劇薬”といえるでしょう」(広告代理店関係者)
リメイクCMはメリットとデメリットがあるようだが、そんな難しい役割に抜擢された中島健人には今、CM業界から熱視線が集まっている。中島の近作を振り返ってみたい。
まずは、22年4月から放送中、中島がCMメインキャラクターをつとめている「モンスターストライク」(モンスト)、「カンカンいこうぜ篇」だ。
CM内では、モンストの操作性に対し「引っ張って弾くだけ?それおもしろいの?」と疑問を抱く中島だが、一度プレイしてみると、その没入感に思わずハマってしまうという構成だ。
「 昨年までモンストのCMは、満島真之介、染谷将太、志尊淳と人気俳優が複数人起用されていましたが、今年のキャンペーンは中島ひとりのシンプルなもの。中島はそもそもゲーム好きでもなく、モンストもプレイしたことがなかったと言いますが、それでも起用されたのは彼への期待が伺えます」(前述・CMディレクター)
次に紹介するのは京成スカイライナー「お客様は、お姫様。」篇だ。終電間際で焦る乗客をお姫様抱っこで助けるのは王子様である中島健人だ。京成電鉄のCMメインキャラクターとして、彼女たちを“Sexy”に案内する様子は、現役ジャニーズでも彼にしかつとまらない名演だ。
「やはり、中島の魅力は“嫌味のないキザさ”、“ナルシスト”、“王子様キャラ”といったところでしょう。ジャニーズタレントの中でこれまでもそうした属性を持った者はいましたが、そうしたなかも彼の“振り切り具合”には感嘆します」(前述・CMディレクター)
順風満帆な中島にも心配の声もあがる。
「彼の起用のされ方は、中島の前に長らく“ナルシストキャラ”として起用されてきた手越祐也を思わせる部分も多くあります。かつては堂本光一から手越に『中島とキャラがかぶっている』という発言もありました。広告業界としては、そのキャラクターが行き過ぎるとプライベートでも問題行動が多くなり“手越化”してしまうのではないか、という面に注意を配る声も」(前述・広告代理店関係者)
あくまでキャラクターとして演じておくにとどめてほしいところだ。
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