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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 『旅サラダ』は中丸雄一を甘やかす?

『旅サラダ』は中丸雄一を甘やかす“やさしい世界”? 「馴染みたい」「もう馴染んでますよ!」

いちごパフェを前に中丸が独特の食リポ「自重、耐えられなさそう」

 善光寺近くの参道へ寄ると、たくさんのお店が軒を連ねていた。その内の1店舗へ足を踏み入れた中丸。どうやら、シフォンケーキ専門店のようだ。しかも、この日は改装を経たリニューアル初日とのこと。つまり、中丸がリニューアル後の“お客様第1号”である。

 そんな中丸に対し、同店は「いちごのもりもりパフェ」を振る舞ってくれた。グラスに高々と盛り付けられたいちごと生クリームを見て、食リポをする中丸。

「自重、耐えられなさそうだな、これ」(中丸)

 いちごパフェを前に「自重耐えられなさそう」と解説した中丸。こんな食リポは、今まで聞いたことがない。目の付けどころが独特の中丸。ただ、彼が好きなフルーツは、実はいちごらしい。病み上がりの体だ。是非とも、いちごを食べてビタミンを摂取していただきたいと思う。

 食後、中丸はお店に申し出た。

「私もスイーツづくりに興味がありまして。今日、リニューアルオープンですもんね? 私からプレゼントじゃないですけど、(パフェを)作らせていただいてもいいですか?」(中丸)

 お店のために、オリジナルのスイーツを作りたいようだ。そして数分後、“中丸スペシャル”のパフェが完成した。確かに、そつなく仕上げている。スタジオにいる神田正輝がコメントした。

「わりとノーマルじゃない?」(神田)

 できあがりは丁寧だけれど、印象は“ザ・普通”の中丸製パフェ。確かに、これじゃ「なかまる印」になっていない。いちごのカットなど、もう少しオリジナリティがあってもよかったと思うが……。ポイントはリニューアルオープンを意識し、紅白(いちごと生クリーム)を強調した色使いのようだ。

中丸 「どうですかね、これ?」
店員 「お上手です、さすがです」
中丸 「ありがとうございます。(この評価は)忖度の可能性はありますね」

 できあがりより何より、緊張のせいで両者の会話がたどたどしいのが面白かった。これもまた、ある意味“中丸節”か? そんな彼に、「手先が器用だから期待できる」とエールを送っていたレギュラー陣。何度も言うが、“やさしい世界”だ。回向柱に念じるまでもなく、もう馴染んでいるのかもしれない。

MC・神田正輝の迂闊な発言&テロップも見どころ!?

 この日の『旅サラダ』は、中丸のコーナー以外にも見どころがあった。今回のゲスト・鈴木紗理奈が行った沖縄旅のVTRを見終わった神田正輝のコメントが出色だったのだ。

神田 「(沖縄は)変な外国行くのの10倍は楽しいよね」
鈴木 「変な外国? 変な外国はないですけど」
神田 「行っちゃってハズしちゃうことあるじゃない」

「変な外国」と、まずい発言をするMC。スゴいボキャブラリーだ。堂々と迂闊なことを言い出し、鈴木からたしなめられる神田。

 あと、オランダ・アムステルダムの最新情報をお届けするコーナーのVTRでは、「オーストラリア アムステルダムの最新情報」とありえないテロップが延々表示されていたのも衝撃だった。アムステルダムは、言うまでもなくオランダの首都だ。完全に情報が間違っている『旅サラダ』。

 番組のラスト、天気予報に行く前の呼び掛けも“神田節”だった。

「さあ、10連休の9連休目。天気どうですか?」(神田)

 繰り返すが、4月30日放送回だ。通常、ゴールデンウィークは29日からのはず。平気な顔をして、日付感覚が1週間ずれていた神田。

 MCと番組スタッフからこぼれ落ちるミスが目についたが、誰がツッコむわけでもない。これもまた、“やさしい世界”か? とにかく、見どころいっぱいの番組だ。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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てらにしじゃじゅーか

最終更新:2022/06/18 04:46
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