3時のヒロインゆめっち、広瀬アリス、大倉忠義も「ちゃんと休む」コロナ禍がもたらした変化
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5月6日、3時のヒロイン・ゆめっちが体調不良のため、一定期間休養をすると所属元の吉本興業が発表した。ゆめっちは体調不良のために3月中旬から活動を控えていたが、この度「本人の健康回復を第一に考え、当面の間、休養期間を設けることといたしました」(吉本興業)としている。
また、ジャニーズ事務所は4月29日、関ジャニ∞の大倉忠義が、右低音障害型難聴と両側耳鳴りのため芸能活動を休止すると発表している。約1年半前から低音の聞きづらさや耳鳴りなどの症状があり、通院していたが、この4月になって症状が悪化したという。
昨今の芸能界では、ゆめっちや大倉だけでなく、体調不良を理由に活動休止するケースが増えている。元SKE48の松井珠理奈は4月30日、体調不良が続いており静養に専念するため、当面の間の活動休止を発表した。また、仲間由紀恵も体調不良を理由に4月30日放送の『ミュージックフェア』(フジテレビ系)の出演をキャンセル。3月末には、広瀬アリスがハードワークがたたったのか、“お休みが必要”だとして、今秋上演の舞台『劇団☆新感線『薔薇とサムライ2 -海賊女王の帰還-』を降板することを発表した。
芸能界で、体調不良による活動休止や降板、出演キャンセルが相次いでいるのはどうしてなのだろうか。
「これまでであれば“体調不良で活動休止”と発表すると、あらぬ疑惑がかけられることもあり、できるだけ公表はせず、ひっそり休むことも多かった。でも、最近は後から体調不良が明らかになると、所属事務所が“タレントを酷使している”なんて叩かれかねない。また、いわゆる“働き方改革”が芸能界にも浸透していて、タレント本人の体調を最優先する流れもできつつあります。そういった事情もあり、体調不良による活動休止が増えているのでしょう」(芸能事務所関係者)
また、コロナ禍によって、“代役を立てる”ことに対するハードルが低くなっていることも影響しているようだ。
「一昔前の芸能界であれば、もしも体調不良で休んで、ほかのタレントが代役にでもなろうものなら、そのままあらゆる仕事を奪われかねないと言われていました。休むことは、すなわちライバルにいい仕事を回すことなので、多少の体調不良であれば強行するという空気もあった。制作サイドとしても、代役を立てる場合は、事務所同士の関係性やタレントの“格”を考慮しなくてはならず、キャスティングは簡単ではなかったんです。
でも、新型コロナウイルスが感染拡大したことで、いつ誰が休まなければならなくなるかわからない状況となり、“代役を立てる”ことに対するハードルが下がっているんですよ。もはや、代役を立てることをある程度想定しておくのが当たり前。その結果、タレントサイドも体調不良で休みやすくなっているんですよね」(テレビ局関係者)
タレントの体調を優先する考え方が広まってきたなかで、芸能事務所の“リスク回避”への考え方も変わっているようだ。
「1人のスタータレントに依存しすぎると、そのタレントが休んだ時に、売上がまったくなくなってしまう可能性がある。また、最近はタレントの独立も多く、1人のタレントに依存していると、そのタレントに独立された場合、事務所が立ち行かなくなってしまう。そういったリスクを回避するために、複数のタレントが同時にいろいろな仕事をするような体制作りを心がける事務所が増えていますね。“1人のスターよりも数人の中堅”という考え方の事務所は増えていますよ。これは体調不良だけでなく、スキャンダルを起こして活動休止になるタレントへの対策にもなっています」(前出・芸能事務所関係者)
エンタメ業界に大きな打撃を与えたコロナ禍だが、その一方で、芸能界の働き方改革を促したのも事実。タレントにとっては働きやすい芸能界になりつつある。
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