麒麟・川島のひと押しがすごすぎる… 東大大学院→吉本の元マネが今度は藝大へ
#ラジオ #川島明 #みやーんZZ
こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。いつも聞きまくっているラジオの中から興味深かったエピソードを紹介する連載の第66回目。今回は2022年5月1日放送のTBSラジオ『川島明のねごと』で麒麟・川島さんが吉本興業のマネージャー・Sさんについて話していた部分です。
ゲストの宮下草薙のお2人とともに、太田プロと吉本興業のマネージャーの違いについて話していた川島さん。そこから、かつて川島さんに付いていたマネージャーの話に移ります。
「ホンマ、最近びっくりしたのが、僕に付いていたマネージャー、Sくん。2年ぐらい前まで付いてくれててんけど。このSくん、勉強が好きすぎて北海道から東大に来て。東大を出てもまだ勉強し足りないので東大の大学院に行って。突き詰めて勉強をして。それでSくん、天才すぎて。『何をやろう? 私に何が必要だろう? お笑いだ!』ってなって吉本に入ってきたのよ」と東京大学の大学院を出てから吉本興業に入ったという、Sさんの異色な経歴を紹介します。
キングコング西野さんなど、さまざまな方のマネージャーを務め、川島さんに付いた際にもあらゆることを吸収しようとして、休みの日も収録に来るほど熱心な仕事ぶりだったというマネージャーSさんですが、川島さんが勧めたマンガ『ブルーピリオド』(講談社)をきっかけにその運命が大きく変わったんだそう。
「『ブルーピリオド』はアニメにもなっている美大を目指す若者を描いた美術、絵画のマンガで。それを『これ、めっちゃおもろいで』ってSくんに勧めたら、なんか火がついたらしくて。それを読んでSくん、『絵は今までやったことがなかった。でも絵画の世界、興味があるからこっそりやってみよう』ってなって。 それで土日の休みとか、プライベートで一生懸命絵の勉強をしていたら、Sくんの知り合いの人から『目標がないと成長しない。あなたは東京藝術大学。芸術の日本一の大学を目指しなさい』って言われたらしくて。それで仕事をしながら土日、美術系の予備校みたいなところに通って。家の中でも風呂場で油絵とか描いたりして。いろいろと1年間、勉強して。それで先日の春、なんとSくん、東京藝術大学に合格をしまして……。 これって絶対に無理なんですよ。1年に55人しか入れないところ。入るために何年も浪人する人がたくさんいるところに合格をして。それでSくん、吉本興業を辞めることになって、先日、お別れ会をしました。『ブルーピリオド』を僕が勧めたことで、そのマネージャーにピリオドを打ってしまったという……こんなこと、ある?」と元マネージャー・Sさんの衝撃的すぎる展開を話していたのでした。
東京大学の大学院を出て吉本興業のマネージャーになる経歴もすごいですが、そこからさらに一念発起して勉強をし、東京藝術大学に入ってしまうSさん、本当にすごすぎますね。マンガ『ブルーピリオド』を地で行くようなSさんの人生、超ドラマチック! Sさんを題材にしたマンガも作られてしまいそうな気もします。
人間、いつからでも勉強、チャレンジができるんだなと改めて思わされたエピソードでした。
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