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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 小室夫妻へ「結婚祝い1000万円」と批判

小室眞子&圭さんに「結婚祝い1000万円」 続く金銭援助とバッシング

小室圭さんの“依存体質” & 「知床遊覧船」ドンの息子が起こした“人災”

 小室圭へのバッシングが止まらない。文春は、小室圭という人間は、いつも誰かに依存して生きてきたと難じる。

 子供の頃は、母親の婚約者、パラリーガルとして働き、ニューヨークに留学してからは、奥野弁護士、そして今は、小室眞子に依存して生きようとしているというのである。

 新潮は、初孫である眞子を心配して、美智子上皇后は、結婚祝いの名目で1000万円ほどのおカネを眞子さんの口座に振り込むそうである。

 それ以外にも、時に応じて金銭的な援助をするのではないかと推測している。

 だが、もはや民間人になった眞子さんに、いくら生活が苦しいからといって、皇室のおカネを回すのは、国民の反感を招きかねない。

 もしそうするなら、何億円ともいわれる警備費や、マンション代金など、どれだけ援助しているのかを国民に公表すべきではないか。小室圭の司法試験不合格のしわ寄せを、皇室全体でかぶる必要はない。狭いながらも楽しい我が家で、つつましい生活を送るのも、2人にとっては必要なことではないか。私はそう考えるのだが。

 さて今週の第1位は、26人の乗客の命を奪った知床遊覧船のお粗末な背景をえぐった文春と新潮の記事にあげたい。

 新聞、特にテレビは、お涙ちょうだい式の報道が多く、この事件が起こるべくして起きた背景をはっきり報道していないように思える。

 両誌を読むと、この事故が「人災」であることがよく分かり、底知れない怒りがわいてくる。一読を。

 オホーツク海の最果ての地、知床半島。世界自然遺産・知床国立公園の玄関口、斜里町にはリゾートホテル「北こぶし知床 ホテル&リゾート」をはじめ、「しれとこ村グループ」を率いている桂田鉄三(87)というオーナーがいる。

 いわば、この地域のドンである。町会議員も6回当選を果たし、知床遠音別神社の宮司もしている。

 その寵愛を受けて育ったのが長男の桂田精一(58)である。高校卒業後に、茨城で陶芸の技術を学び、有名百貨店で個展を開いたこともあったという。

 その精一が41歳のときに舞い戻ってきた。10年後には有限会社しれとこの代表取締役社長になる。知床遊覧船の歴史も約20年になるという。

 だが、不況になり高齢になった創業社長が約4000万円で精一に事業を譲渡した。

 2人のベテラン船長に支えられていたが、次第に精一社長と意見を異にするようになったという。もともと船のことはわからない精一は、「船の設備にお金はかけられない」といっていたという。

 だがその一方で、自然遺産地域にホテルをリブランドオープンさせるなど、一大ホテルチェーンにしていった。

 だが、実際はホテル事業は火の車で、遊覧船事業の利益を債務の返済に回していたそうだ。

 そして昨年3月、2人の船長は首を斬られてしまった。

 そのベテラン船長の代わりは、ネットの求人広告で募集したのである。「日給8000円~」で。それを見てやってきたのが埼玉県出身の豊田徳幸(54)だった。前の年の11月に3週間だけ甲板員をやっただけだった。遊覧船の操縦は素人なのに、引き継ぎもないまま船長に任命されてしまったのだ。

 知床の海は潮の流れが速く複雑で、通常、船長になるまでに3年の乗務経験が必要といわれるのに。

 昨年3月に、出航後5分で座礁する事故を起こす。

「あるスタッフは社長に対し、豊田さんの船に対する知識や操縦技術では、運航の安全が保証されないと直談判をしていました。ところが、社長はまるで聞く耳をもたず、豊田さんに現場を任せっきりにしていた」(元スタッフ)

 これ以降の話は、毎日報じられている。桂田精一社長が遺族やメディアの前で、何度土下座しようとも、決して許されるはずはない。(文中一部敬称略) 

【巻末付録】

 今週は現代だけ。

 ついに90分のDVD「乳姫たちの大祭典 春 東雲うみ・鈴木りこ・塩地美澄ホカ」を付けてきた。私が知る限り、現代では初めてではないか。

 まだ見ていないが、こういうものが売り上げにつながるのか。アサ芸などは早くからこうしたものを付録につけていたから、さほどめずらしくはない。現代の読者はどういう反応をするのだろう。

中ページには「女優がいる悦び 麻生祐未 有森也実 とよた真帆 寺島しのぶ」

後半は「大原麗子 原節子 浅丘ルリ子ホカ あの日の可憐な貴方にもういちど会いたい」

「本気のグラマラスボディ 水崎綾女」「涼森れむ 淫らな女神のヘアヌード」

 まだある袋とじ「池田夏希 ハダカの『ただいま!』」

 すごい! 息苦しくなるぐらい迫力満点。この万分の一でも、特集を作るほうに力を振り向けたら、面白いものができると思わざるを得ない。なぜそうしないのか? 不思議でならない。

元木昌彦(編集者)

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

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もときまさひこ

最終更新:2022/07/06 13:56
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