トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『呼び出し先生タナカ』がアレを丸パクリ

アンガールズ田中MCのフジ新番組があの伝説バラエティーを丸パクリ! テレビマンも困惑

アンガ田中、フジのゴールデン初MC番組があの伝説バラエティーをの丸パクリ! テレビマンも困惑の画像1
『呼び出し先生タナカ』(フジテレビ系)公式Twitter(@yobidashitanaka)より

 
 初のゴールデンMCがあの番組にそっくりなことを、アンガールズ田中卓志はどう思ったのだろうか? 

  24日にスタートした『呼び出し先生タナカ』(フジテレビ系)は、田中が先生になり、生徒に扮したタレントにテスト問題を解かせ、その解答をチェックしていくという内容。初回の生徒役には三田寛子、野々村真、宮崎謙介、トラウデン直美、ゆうちゃみ、山崎夕貴アナらが顔を揃えたが、その内容はあまりにも『めちゃ2イケてるッ!』にそっくりだった。

「一目見ればわかりますが、番組のフォーマットは『めちゃイケ』の抜き打ちテスト企画とまったく同じ。それもそのはず、総合演出は『めちゃイケ』のディレクターで、制作部も同じです。めちゃイケのテスト企画は、レギュラーメンバーでやったものが大当たりし、モーニング娘。、AKB48、イケメン、スポーツ選手、お騒がせタレントなど、さまざまな派生バージョンが誕生。いずれも高視聴率を記録しました。要するに今回の『呼び出し先生』は、『めちゃイケ』のテスト企画の司会を、ナインティナインから田中に変えたようなものでした」(テレビ情報誌記者)

 初回放送は3時間スペシャルだったが、Twitterのトレンドには「呼び出し先生」とともに「めちゃイケ」という単語も登場。多くの視聴者が既視感を覚えたようだが、キー局関係者もこれには驚きを隠さない。

「率直に言って『なんだこれ?』というのが番組を見た感想です。4月の番組改編は、テレビ局の向こう1年の方針を決めるもので、家族が集う日曜19時はとりわけ大事な時間。しかも3時間のスペシャルで過去番組の焼き直しをやるとは、“我々は面白いことができません!”と大声でアピールしているようなものです。

基本のアイディアだけ拝借するならまだしも、細かいプロットまで『めちゃイケ』にそっくり。常日頃、“なにか面白い企画はないか”と言われている立場としては、こんな企画が通ってしまったことに驚きしかありません。『めちゃイケ』を生み出したフジの名プロデューサー・片岡飛鳥氏が今年に入って早期退職をし、フジを離れましたが、何か関係があったりするのでしょうか……?」(民放バラエティ番組制作関係者)

 ネットで話題になっている『呼び出し先生』だが、その大半は『めちゃイケ』との関係に言及したものばかり。お世辞にも好評とは言いがたい。

 ただ、フジテレビとしても、今回の反応はある程度予想していたはずだとキー局関係者は語る。

「初回放送は確かに3時間でしたが、次回の放送は3週間も先。新番組がいきなりこんなに飛ばされるのは、期待されていない証拠です。フジの日曜はボロボロで、19時台の『ジャンクSPORTS』はアスリートの買い物企画ばかり。4月スタートの20時台の『千鳥の鬼レンチャン』は、特番で視聴率が1度も2ケタに乗らなかった企画をレギュラーにしたもの。また、3月にナインティナインが日曜ゴールデンにやった特番は、視聴率が3%台でした。日曜夜は裏番組も強力で、勝負を諦めているような状態です。

『呼び出し先生』は確かに『めちゃイケ』にそっくりでしたが、『平成教育委員会』にも似ています。田中の適性を考えると、『めちゃイケ』路線よりもう少しマジメな『平成教育委員会』の方が合っているかも。『平成教育委員会』はもう何年も放送されていませんが、ビートたけしを田中が継いで特番という形でやれば、ここまでハレーションもなかったと思います。

 もちろん番組はまだ始まったばかりなので、これからオリジナリティのある企画で化ける可能性もありますから、様子見といったところでしょうか」(キー局関係者)

 とりあえず、“呼び出し”た方がいいのはフジの制作陣かも?

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2022/05/02 18:00
ページ上部へ戻る

配給映画