『関ジャム』Mr.Children特集！30周年に復活した小林武史とのタッグは是か非か？

小林武史が戻った最新曲「永遠」と、「しるし」

　水野が“刺さる曲”として挙げたのは、2014年リリース「足音 ～Be Strong」だった。デビュー前からのプロデューサーだった小林武史と決別し、この曲からミスチルによるセルフプロデュースが始まった。水野が注目したのは、Bメロの歌詞だ。

「舗装された道を選んで歩いていくだけ
　そんな日々
　だけど　もうやめたいんだ」

　小林と決裂した直後にリリースされた曲である。タイミングを考えると、あまりにも歌詞が意味深。「舗装された道」とは、小林によるプロデュースということだろうか？

　そんなミスチルの最新曲「永遠」では、約7年ぶりに小林が楽曲制作に参加した。正直、どこかで聴き覚えがある曲調だった。どこか「しるし」っぽいし、「Sign」っぽくもあるし、「くるみ」っぽい気もする。いかにも、小林武史が戻ってきて作ったバラード。自己模倣曲というか、マキタスポーツが作ったような曲に聴こえてしまったのだ。小林と道を共にするのは、ミスチルにとって果たしてよかったのか？

　ただ、この30周年のタイミングで「永遠」「生きろ」という楽曲を届けてきたミスチルは、さすがだったと思う。

寺西ジャジューカ（芸能・テレビウォッチャー）

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、（昔の）プロレス系。『証言UWF』（宝島社）に執筆。

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