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企画のフリー素材サイト「企画倉庫」誕生インタビュー

『めちゃイケ』『ガキ使』の放送作家がYouTubeで使えるネタを無料開放!禁断のサイト「企画倉庫」解禁

4月にテレビマン向けのページを開設

『めちゃイケ』『ガキ使』の放送作家がYouTubeで使えるネタを無料開放!禁断のサイト「企画倉庫」解禁の画像5
撮影/二瓶彩

―さて、これまでの話だとセカンドクリエイターにひたすらに優しいだけの慈善事業になってしまいまよね。今後マネタイズする仕組みは考えているんですか?

深田 薄っすらと考えてはいますけど、その前にサイトの内容を充実させることが先決なのでマネタイズは当分先の話になりますね。内容の充実ということでいうと、最近、テレビ制作者向けのページを開設しました。YouTubeはまだ自分が仕事で関わった期間が短いので、ユーザーの需要を掴みきれているか確信はないのですが、テレビ制作者がどんなものを欲しているかは理解しているつもりなので、テレビ制作者向けのページの方が内容には自信がありますね。もちろん、YouTubeや音声メディアの制作者にとっても役立つ内容になっています。メインコンテンツとしては、過去のテレビ番組の企画を2000個以上載せています。

―それは深田さんが自らリスト化してこれまで企画を考える時に、ずっと参考にしてたものですね。

深田 そうです。ドッキリとか、グルメとか、海外の人気番組とか、ジャンルに分けてます。例えば「実験」だったら、「トリビアの泉」の実験ネタとかが載っている感じです。

―なるほど。企画会議で恥ずかしいのが「その企画、何年か前にやってたよね」って言われちゃうことじゃないですか。それを普段から眺めておけば企画も被らなくていいですよね。

深田 過去に1度もやられていないオリジナル企画なんてほとんどないと思うので、もし被っていたとしても、最初にお話した“ズラす”っていうのが大事だと思います。過去にその企画があったことすら知らなかったらそのズラすことが出来ないですからね。あとは日々放送されている特番の企画も網羅してるので、これを見ておけば今のテレビの流れも把握できると思います。あともうひとつ、テレビマン制作者向けページの目玉だと思っているのは、タレントリストです。

―それはどんなページですか?

深田 番組の会議でキャスティングを考える時に使える、タレントさんの名前がズラっと載っているリストです。例えば、今ほど売れる前の渋谷凪咲さんやクリーピーナッツみたいなキャスト案をパッと出せたら、みんなから「いいね!」と思ってもらえるんですよ。タレント名鑑は掲載されているタレントの数が膨大過ぎるし、分厚くて持ち歩くのも大変なので「もっと使い勝手が良いタレントリストがあればいいのに」と僕はずっと思っていたんですよ。地上波にキャスティングされるようなタレントはある程度数は限られているので、その名前を「芸人」「女性タレント」「男性タレント」「文化人」など、ジャンルごとに分けて、年齢順に並べてあります。将来的にはタレントごとにタグをつけて、物件を探す時みたいに絞り込み検索できるようにしたいと思っています。例えば、スポーツ企画をやるときだったら、「スポーツ」のタグにチェックを入れて検索すれば運動神経がいいタレントの名前が出てくるようにします。その時の企画によって「野球」とか「夫婦出演OK」とか「自宅公開可」とか、追加でタグにチェックを入れればさらに絞れる、という具合です。これはテレビ関係者の誰に話しても「そんなのがあったら絶対に使う!」って言ってもらえますね。他にもプロデューサー、ディレクター、AP、AD、放送作家、色んな人に役立つ情報を載せていこうと思ってます。

企画倉庫 https://www.kikakusouko.com
企画倉庫Twitterアカウント https://twitter.com/kikakusouko

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2022/05/09 21:00
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