「飯田商店」一杯1600円、値上げで話題のラーメン店の“まかない”カップ麺
#ラーメン #カップ麺 #カップ麺一行3昧 #カップまぜそば
神奈川・湯河原の超有名ラーメン店「飯田商店」の“値上げ”ニュースがラーメン好きを直撃しています。
鶏油(ちーゆ)でキラキラ輝く澄んだ絶品スープの醤油ラーメンを求めて全国津々浦々からラーメン猛者たちが集い、人気すぎてお店の一杯にありつく難易度が激高な同店(※完全予約制)。Twitterで5月16日、看板メニューの「しょうゆらぁ麺」を1300円→1600円、つけ麺を1800円→2000円など価格の改定に踏み切ることを発表しました。
らぁ麺飯田商店
【価格改定のお知らせ】5月21日ご来店分より値上げさせていただく事になりました
しょうゆらぁ麺 1600円
つけ麺 2000円
わんたん 350円
チャーシュー 550円
など理由は原材料の価格高騰ではなく、未来のラーメンの事を自分なりに考え出した答えです
宜しくお願い致します— らぁ麺 飯田商店 飯田将太@iidashouta) May 15, 2022
値上げの理由は「原材料の価格高騰ではなく、未来のラーメンの事を自分なりに考え出した答えです」とのこと。ラーメン一杯にしてはかなりお高めですが、SNSでは「むしろあのクオリティの一杯が1600円は安い」「それでも価値を得られるから人は並ぶ」「お手頃なラーメンと高級ラーメンがあってもいい」「ラーメン業界の未来は明るい!」と賛同・応援の声も多く見られます。
なにはともあれ、「そんなにおいしいラーメンなら味が気になる!」「でも、お店に行くのは難しい……」という方も多いのでは。そんなあなたに朗報。現在、カップ麺商品「飯田商店 しょうゆらぁ麺」300円(税込)がセブンイレブン各店で発売中です。弊サイトでも、実食レビュー記事を鋭意制作中ですので、お待ちくださいますよう何卒お願い申し上げます。
そんな飯田商店さん、過去にはお店のまかないメニューを再現したという「秘密のまぜそば」なるカップ麺商品を出していました(※現在は終売)。いまや”幻の一杯”となった飯田商店のまぜそばカップ麺の実食レビューを、どうぞお楽しみください。セブンイレブンのご担当者さんにおかれましては、ぜひ再販のご検討をお願いいたします。
(※本記事は、2021年12月12日掲載の記事を一部編集したものです。)
=========================================
名店の味を“再現”したカップ麺が人気ですが、名店が監修したカップ麺だけの“オリジナルメニュー”商品が発売されることもしばしば。お店に訪れたことのない人にとってはその雰囲気を知れるきっかけとなりますし、お店の味を知っている人にとっても、未知の味に触れられる魅力があります。
今回は、「飯田商店」、「大島」&「三ん寅」、そして「信玄」といった全国の名店がそれぞれ監修する、カップ麺オリジナルメニューのカップまぜそばをご紹介します。
テレビでお馴染み湯河原の名店が“秘密”にしたい味? セブンプレミアム「飯田商店 秘密のまぜそば」
まずは、セブンプレミアムの「飯田商店 秘密のまぜそば」258円(税別)。テレビや雑誌などでも有名な、神奈川の温泉街・湯河原の名店「飯田商店」監修による、「豚鶏白湯味」の汁なしまぜそばです。
「飯田商品」は、東京都心から遠く離れた湯河原という立地にありながら、大人気のお店。行くのも大変なら、人気すぎて予約(完全予約制)するのも難易度が高く、お店のラーメンにありつくのが非常に困難なお店です。鶏油でキラキラ輝く澄んだ醤油スープをテレビで見て、お店に行きたくなった方も多いのではないでしょうか。
看板メニューの「醤油味のらぁ麺」は、セブンプレミアムのタテ型カップ麺「飯田商店 醤油拉麺」がレギュラー商品として定着していますが、今回はそれとは別に、お店のまかないメニューをカップ麺化した、題して「秘密のまぜそば」。これだけメディアに露出しているお店が秘密にしている味がどんなものか、隠されると見たくなってしまいますよね。秘密にしたいほどおいしいのでしょうか。
「豚鶏白湯味」とのことですが、鶏と鶏油が強くてほぼ鶏白湯のように感じられます。お店のスープは鶏ガラや鶏油など鶏が売りですが、鶏白湯でお店の強みである鶏を活かしつつ、お店にはない汁なし麺というプレミアを上乗せ。
単に鶏白湯ではなく、鶏白湯を豚の力強さが下支えし、加えてほんのり魚介風味や後味で昆布の丸みが感じられ、名店ならではの繊細な味となっています。まかないではなくお店のメニューとして出てきても、すごく人気が出るでしょうね。
合わせる麺は、表面のつるみと弾力が特徴の中太ノンフライ麺。お店のラーメンで使われている麺に比べてひとまわり以上太い、まぜそば仕様の麺と言えそうですが、東洋水産の看板シリーズである「正麺カップ」で使われているノンフライ麺と同じタイプと思われます。濃い鶏白湯に負けない弾力がありながら、生麺らしいしっとり感もあり、複雑な鶏白湯の味わいに負けない相性の良さが印象的。
具は鶏肉だんごとメンマ、ねぎ、そして刻み海苔が入っています。鶏肉だんごは特にお店で使われているわけではなさそうなのでお店らしい具というわけではありませんが、鶏白湯に鶏肉だんごでまさに鶏づくし。「飯田商店」のおいしさに「正麺カップ」シリーズの安定感が加わった、まるで知性とカッコよさを兼ね備えた出来杉君か花輪君レベルで欠点がない一杯でした。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事