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『インビジブル』見どころは“三角関係”!?  桐谷健太演じる猿渡の”愛”が重すぎ?

『インビジブル』見どころは“三角関係”!?  桐谷健太演じる猿渡の”愛”が重すぎ?の画像
ドラマ公式サイトより

 高橋一生が主演するTBS金曜ドラマ『インビジブル』。犯罪の裏を知り尽くす“犯罪コーディネーター”と警察が手を組み、警察が知らない凶悪犯を追うサスペンスアクションドラマだが、この作品における、桐谷健太の役どころが話題となっている。

 桐谷が演じるのは、警察庁から出向してきた監察官・猿渡紳一郎だ。寡黙でクール、規則を重んじる性格で、警察組織のアウトローである志村(高橋一生)とたびたび衝突を繰り返している。かなり硬派な人物像なのだが、第3話を前にして、視聴者たちの間では「志村への愛が重すぎる」という感想が散見されているのだ。

 SNS上では「桐谷健太が片思いこじらせ野郎にしか見えない」「キリコと猿渡と志村の三角関係」「もう猿渡、尽くしても尽くしても本命になれない幼なじみみたい(不憫)」など、なかなかの言われよう。しかし、それも無理はない。

 ドラマ序盤から、志村の乱暴な捜査の“尻拭い”をしていたのは猿渡だった。第1話の連続爆破事件で、人命を助けるか、犯人を捕まえるかという選択を迫られた志村。自分は救助へ向かい、無線で犯人逮捕の応援を要請するのだが、現場へ誰よりも早く駆けつけて犯人を捕まえたのは猿渡だった。「なんで」とつぶやく志村に、猿渡は「ずっとあなたを監視していましたから」と答える。

 先週の第2話でも、捜査に協力する代わりに免責を求めるキリコ(柴咲コウ)の要求を飲むべきかどうか議論する捜査一課課長の犬飼(原田泰造)らに対して、「なぜ彼女は志村さんを指名したのでしょう」と眉をひそめて猿渡が気にするのは、志村とキリコの関係。その後も「あの女との関係について聞きたいことがあります」と言って志村を警察庁に呼び出すが、志村はまんまとすっぽかして捜査に向かってしまう。姿を現さない志村にしびれを切らし、志村がいるだろうと思って猿渡はキリコが保護されている「民宿」まで出向く。ここでキリコと直接言葉を交わすことになるのだが、「彼、あなたのこと苦手みたい。無理もないよね、あなたは彼を捜査から外した張本人だもんね」と煽られるはめに。猿渡は「なぜあなたはそんなに志村さんにこだわるんです?」と質問するが、「それはこっちのセリフ。なんであなたも彼にこだわるの?」とやり返され、「私たち、お友だちになれそうだね」「あ、私、志村さんとしか話さないスタンスだった。じゃあね~」とあしらわれてしまうのだった。

 ドラマは、志村とキリコの緊張感のある駆け引きを売りにしているのだろうが、キリコに負けず劣らず志村への強い執着を見せている猿渡の存在に、思わず「三角関係」の文字が浮かんでしまう気持ちも分かる。猿渡には、監察という組織と志村の間を仲介している印象もあり、むしろ「猿渡はある意味、志村を守ってるんじゃないか説」を掲げる視聴者もいる。

 志村と猿渡の関係は一体なんなのか、今夜放送の第3話も注目して見ていきたい。

■番組情報
金曜ドラマ『インビジブル』
TBS系毎週金曜22時~
出演:高橋一生、柴咲コウ、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、堀田茜、谷恭介、大野いと、平埜生成、板垣李光人、西村元貴、結城モエ、田中真琴、村井良大、酒向芳、原田泰造、桐谷健太
脚本:いずみ吉紘
主題歌:「Tiny World」Dragon Ash(Victor/MOB SQUAD)
音楽:得田真裕
プロデューサー:佐藤敦司、浅野敦也
編成:東仲恵吾、佐藤美紀
演出:竹村謙太郎、棚澤孝義、泉正英
製作:TBSスパークル、TBS
公式サイト:tbs.co.jp/invisible_tbs

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2022/05/17 14:57
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