『アメトーーク!』がK-PROライブ芸人企画に至った“素晴らしき”内情
#お笑い #馬鹿よ貴方は新道竜巳 #K-PRO
お笑いライブの主催者としては異常な代表・児島気奈さん
こうしたいい環境が良い循環を生んでいるのか、出演者の質がいいので楽屋でのパワハラ、セクハラがないのもK-PROライブのいいところです。質の悪いライブになると楽屋で偉そうな売れてないモテないベテランがふんぞり返っていて、他の若手はその人の発言ひとつで一生懸命笑わなければならないなんて事もあります。可愛い女性芸人さんの連絡先を先輩の命令で聞いてこないといけない、なんて場合も聞いたことがあります。芸がある程度しっかりしていればそのような行動に出る人は不思議といなくなり、平和な楽屋になるものなんですが……。
こうしたありえない環境を作り上げているのが、先日放送された『アメトーーク!』(テレビ朝日)の「ココで育ちました K-PROライブ芸人」企画にも出演していた代表の児島気奈さんなのです。
今までにはないタイプの主催者で、お笑いが本当に好きで、謙虚でもあります。トップであっても横柄じゃないライブ主催者は珍しいんです。ほかの一般的なライブでは、主催者からネタを否定されたり、芸人に向いてないと言われたりする上、ライブ後の飲み会でその主催者を必死で持ち上げないといけないといったこともしばしば。そういったインディーズライブの嫌な部分が全て改善された状態なのです。おかげで、楽屋も会場も安心していられる場所になっています。最近では事務所運営もはじめて、若手芸人も多数所属するようになりました(ちなみにK-PROライブで三四郎の小宮浩信さんが出待ちされていたファンと結婚されたように、婚約相手も見つかることもあったりなかったりします……)。
ここまで、同ライブについて自分が見てきたことや感じたことをあげてみましたが今回、先述した通り『アメトーーク!』の企画で取り上げられ、お笑いライブ史上、見たことのない飛躍を果たしました。
とはいえK-PROライブはライブ側からのオファーによる出演がほとんどなので、若手はこの素晴らしい環境に出たくても認められるまでは頑張るしかないのですが……登竜門ライブもあります。ゲレロンステージという2分ネタで40組ぐらいの中から上位をとれば、上のランクのライブに出演が可能です。この登竜門ライブには、芸歴は短くてもセンスのある芸人さんが多く出演しており、新人発掘の場としても最適です。勝ち上がり方のコツとして無名でファンもいない方がたくさん集まる中でネタを行うので、5人ぐらいお客さんを呼ぶとだいぶ有利に事が運べます。なんて話はさておき、これからもK-PROライブの存在は目が離せません。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事