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小室圭さん、眞子さん危うし――NY生活の“非合法”と再試験まさかの英語力問題

佐々木朗希よ、イチローから学ぶべし!

 ところで、佐々木朗希の注目度は、日本だけでいえば、大谷翔平を超えた。だが、それが一時的なものなのか、シーズンを通して続くのかは、まったくわからない。

 佐々木は人見知りで口をきかないという印象がある。どこか寂し気な風貌は、小学3年生のとき、東日本大震災で、父と祖父母を亡くしたためかもしれない。

 だが最近は、スタジアムの満員の観客に対して、
「幕張メッセと間違っているんじゃないかなと」

 というジョークを飛ばしたりしているという。メッセでは「鬼滅の刃」のイベントが行われていた。

 無口な佐々木を「有言」にしたのは、文春にいわせれば、イチローだという。もともと尊敬していたようだ。

「結果で周りを黙らせてしまうところですよね。結果ですべてを語る姿がカッコいいですし、あこがれます」

 と語ってもいる。

 自分も同じように言葉を伝えられる人間になりたいという思いから、話すようになっていったという。

 完全試合達成、次の試合も8回までパーフェクトピッチングと、結果ですべてを語って、多くの野球ファンを熱狂させた。

 だが、4月24日のオリックス戦では、“未熟”さが露呈してしまった。

「2週間前に完全試合を遂げ、1週間前も8回を投げ一人の走者も許さなかった。

 ロッテ佐々木朗希の完全投球はどこまで続くのか――。敵地に詰めかけた観客は今季最多の2万8967人。球場を包む緊張の糸は、しかし、初球でぷつりと切れた。

 一回、相手1番の福田に159キロを右前にはじき返された。1死後、一ゴロでの一塁ベースカバーにもたつき内野安打に。吉田正にも左前安打を打たれた。

 ねじ伏せるような姿はない。直球、フォークともに制球がばらついた。京セラドーム大阪での登板も、ドーム球場での登板も今季初だった。『マウンドの変化でなかなか対応が難しかった。(ゾゾ)マリンよりも高いかなと』」(朝日新聞 DIGITAL 4月24日 22時21分)

 完全試合を達成されたオリックスは佐々木対策を工夫し、160キロ近い速球をバットに当ててきたのである。

 さすがプロだ。落合が、佐々木投手の攻略法を聞かれて、「僕だったら速球一本に絞る」とテレビで答えていたが、オリックスの打者もそう考え、バットを短く持って、芯で当てる工夫を死に物狂いでやったのであろう。見事である。

 いきなり先頭打者に打たれてしまった佐々木は動揺したのであろう。

「3-0の2回2死一塁、佐々木朗が打者・安達に対してカウント0-2から投じた外角158キロ直球を白井球審はボールと判定。結果、一走・杉本は二盗に成功した。直後、二塁から本塁へと向き直った右腕は苦笑いのような表情を浮かべながら数歩、マウンドを降りた。それに対し球審は厳しい表情でマウンドへと詰め寄るような行動を取った。捕手の松川が間に入り、ベンチの井口監督も球審のもとへ。不穏な空気に球場のみならず、ネット上も騒然となった」(Sponichi Annex4月24日 18:53)

 私が読んだ限り、20の子どもに白井球審が大人げないという、わけのわからない佐々木擁護が多いようだ。

 しかし、どんなスポーツでも、審判は絶対である。それを守らなければ、スポーツ自体が成り立たない。また、審判はAIではなく生身の人間である。選手が自分を軽んじていると思えば、怒るのも致し方ない。

 審判に要注意と思われると、投手にとって不利だからやめておけというコメントもあった。だがそれは、佐々木へのアドバイスにはなっていない。

 どんな判定にも不満を露わにしてはいけないというのではない。大谷だって、球審のストライクの判定に不満を顔に出すことがままある。

 だがあとに残してはいけない。また、球審に食って掛かったりしてはいけない。自分が投げるとき、ボール球をストライクと判定してくれる間違いもあるのだから。

 佐々木はイチローを尊敬しているといった。イチローなら、平然として、次のボールを投げるだろう。井口とかいう監督が、球審も大人げないといったそうだが、私が監督なら、次の日、佐々木を連れて球審に謝りに行かせる。

 野球も人間同士の格闘技である。間違いの判定もあれば、自分に有利な判定もある。そこが面白いのだ。

 自分の速球を打たれたからといって、動揺するようでは大投手にはなれない。相手が研究してくるのだったら、こちらはその何倍も研究して、相手の裏をかく投球術を身につけるしかない。

 このつまらない出来事を教訓にして、更なる飛躍ができるのか。次の登板で、その答えが出るかもしれない。

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