ジェニロペの新作ロマコメ映画はリアルな“結婚宣言”だった!?『マリー・ミー』
#映画 #ジェニファー・ロペス
スーパーボウルのハーフタイムショーや、別れたはずのベン・アフレックと復縁など、常にエンタメとゴシップ界での話題の尽きない、J. Loまたはジェニロペことジェニファー・ロペス。
そんなジェニロペのロマコメが、かなり久しぶりに日本で劇場公開! ロマンティックコメディとしては、『恋愛だけじゃダメかしら?』(2012)以来、単独主演としては『メイド・イン・マンハッタン』(02)以来の20年ぶりとなる。
その名も『マリー・ミー』。2022年4月22日から公開されている。
このアウェーな環境下で、しかもロマコメ映画全般がことごとく未公開スルーとなっている中で、今作を劇場公開に踏み切った配給会社を褒めてあげたい。
今作の原作は、日本の少女漫画にインスパイアされたボビー・クロスビーのグラフィックノベルであるが、見事なまでにジェニロペナイズされていて、原作を付ける必要があったのかがわからなくなるほど染まっている。正にメタ・プライベートを観ているような感覚だ。
それもそのはずで、映っているのは普段のジェニロペでしかない。しかも、今作のコンサートシーンを手掛けているのは、実際のコンサートスタッフたちだ。中でも長年のクリエイティブ・ディレクター兼振付師としてジェニロペを支え、20年スーパーボウル、ハーフタイムショー・パフォーマンスも手掛けたタビサ・デュモが大きな役割りを果たしている。
さらに、マルーマのコンサートをそのまま撮影に使用するなど、臨場感は本物に違いなく、何よりタイトルにもなっている「マリー・ミー」という曲は、カミラ・カベロの楽曲でもお馴染みのエドガー・バレーラの他に、リヴィ・フランク、マイケル・ポラックも作詞・作曲に参加している豪華曲。耳に残るキャッチーな曲であることからも、音楽映画としてのクオリティとしても間違いないのだ。
【ストーリー】
世界的歌姫のカット・バルデス(ジェニファー・ロペス)は、新曲「マリー・ミー」を携え、大観衆の前で音楽界の超新星バスティアン(マル―マ)と華々しく結婚式を挙げる予定だった。しかしショーの直前、婚約者バスティアンの浮気がスクープされる。失意のままステージに登壇した彼女は、観客の中から一人の男を指名、突然プロポーズするという驚きの行動に出る。新たなお相手は、ただの冴えない数学教師とあって、前代未聞のギャップ婚に取り巻きのスタッフやマスコミ、ファンは大混乱となり、早くも離婚話が噴出する始末。お互いを知るところから始まった結婚生活は前途多難な道のりだった。そんな矢先、バスティアンとのデュエット曲だった「マリー・ミー」がグラミー賞にノミネートされたことで、カットとバスティアンの関係は、再び近づいていくのだった……。
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