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ダイアンが『絶対取材しない店』で見せたプロ魂 緊張感MAXの“神回”が出た!

ダイアンが『絶対取材しない店』で見せたプロ魂 緊張感MAXの神回が出た!の画像1
『ダイアンの絶対取材しない店』(テレビ東京系)公式Twitter(@daiansyuzainai)より

タレントが街をめぐるロケ番組では、一般人を強めにイジる場面をしばしば見かけるが、あれでキレてしまうことはないのか──?

 ユースケと津田篤宏からなるお笑いコンビ・ダイアンの新え番組『ダイアンの絶対取材しない店』(テレビ東京系)で町の洋品店を尋ねたダイアンの2人が“強敵”に遭遇。その一部始終が放送された。

 この4月にスタートした『ダイアンの絶対取材しない店』は、ダイアンにとって民放キー局初の冠番組。取材経験が1度もない店を尋ね、「なんてことない普通の店をどう面白く深掘りしていく?」(HPより)のを楽しむ番組で、第1回の「町によくある普通の化粧品店」に続き、第2回は東京都新宿区にある「洋品店」を尋ねた。同店は夫婦で営んでおり、取材をすることは事前に伝えていたはずだったが、いざダイアンの2人が店を訪れると、想像していなかった光景が待ち受けていた。

「ダイアンの2人はお父さんに挨拶をして店内に入ったものの、お母さんはカメラにまるで気付かず、お客さんと大声でおしゃべり。ようやく一段落するとダイアンの存在に気付きますが、津田が商品の洋服を軽くイジると、『はい、終わり』『笑い転げるんだったら帰って』とキレてしまい、ダイアンは激しく動揺します。店の物を褒めまくっても、機嫌はまったく直らず、津田とユースケは『こんなん初めてやぞ』『いつもやったら帰るねんけど』と、弱音を吐きます。

 しかし新番組ということもあってか、2人は『尺、足りてないぞ』『ここで30分作らなあかん』と奮起。まずは全くサイズが合っていない子供用の帽子を被ると、怒っていたお母さんから笑みが漏れ、さらにユースケがピチピチの婦人用服を試着するとお母さんが爆笑し、なんとかエンディングを迎えることができました」(テレビ情報誌記者)

 深夜に番組を見た視聴者は笑いを期待していたはずだが、番組終了後、ネットには、

「30分が濃密すぎて」
「とてつもない緊張感を味わえましたw」
「こんなハラハラしてロケ見た事ない」

といった感想が続出。もちろん番組がつまらなかったわけではなく、

「芸人さんの力の見せ所を感じて面白かったなー」
「ちょっと感動した。素敵やん。ようあのせまいスペースであれだけのドラマ展開したな笑笑」
「緊張と緩和で上質なドキュメンタリーを観ている気分になりました」

と、好意的な声が多数だった。

ロケ番組を見ると、いかにも呑気にほのぼのと撮影が進んでいるように思ってしまうが、実際には現場はまったく気を抜けないという。ロケ現場事情について、民放キー局のバラエティ番組制作関係者はいう。

「散歩番組やロケ番組では、『ただいまテレビの撮影中です』というボードを持ったスタッフが周りを固めていますが、カメラが回っているのにサインや握手を求める人、番組名や放送時間を尋ねてくる人、芸能人と遭遇して舞い上がってしまい会話が成立しない人など、使えるシーンを撮影するのは大変です。人がいないのも困りますが、今はコロナの関係で人が集まりすぎるのもダメ。『オレを映すな』『いま映したでしょ』と怒る人を上手にさばくのもスタッフの仕事です。

 ただ、『じゅん散歩』(テレビ朝日系)を月~金でこなす高田純次や、『モヤモヤさまぁ~ず2』が15周年を迎えたさまぁ~ずあたりになると、話しかけて良い人・ダメな人を見分ける術が身についており、周囲の野次馬をさばくのもお手のもので、収録は至ってスムーズ。画面越しにはなかなか伝わりにくいのですが、ロケ番組には、“見えないプロのテクニック”が散りばめられているのです」(バラエティ番組制作関係者)

 ロケ終了後、口々に「人ってこうやって心を開くんや」「勉強になったわ」と語ったダイアン。深夜で腕を磨けば、昼間の散歩番組の仕事も入ってくるかも?

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2022/04/21 06:00
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