皇室総出で生活の面倒を見る?「髪結いの亭主」状態の小室圭さんと眞子さんのNY就職先事情
#週刊誌スクープ大賞
世界長者番付入りしたキーエンス創業者の謎めいたカリスマ性
また年寄りの話だが、しばらくご辛抱を。
バカの壁ではない、80歳の壁を乗り越えるためにはどうしたらいいのかというのだ。精神科医(老年医学)の和田秀樹がこういっている。
大事なのは外に出て、歩くこと。これに尽きるようだ。
和田は、「ゴルフを週3回楽しむ。または週に2、3回はコンサートに行く。グルメに費やす。あるいは旅行に行ってもいい。ぜいたくだと思っていたことのために、月に20~30万円程度、回すのです。クルマ好きなら、一点豪華主義でポルシェでも買ってもいいかもしれません」というのだが。
ちょっと待って! 和田先生。どうしてそのようなことができるのか、私には全く理解できない。年金生活で毎日の生活がギリギリだというのに。ということは、ビンボー人は80の壁を越えられないというつもりか?
だが和田先生も、死ぬまでセックスはいいとおっしゃられている。
「性的な映像なども、高齢者はむしろ自制せずに自由に見たほうがいい。家族もそれを許容してあげてください。こうして男性ホルモンが分泌されることで、気持ちが若くいられるだけでなく、筋肉が増えてフレイルを予防できるなど、肉体にもよい影響が期待できるのです」
ええこというわ。早速今夜見てみよう。
「最後に、人生のピークをどこにもっていくかについて考えましょう。
若いころは、キャリアや収入について高い目標を立てがちですが、人生のピークが早くきた人は過去の栄光にしがみつきがちです。翻って、80代後半にピークを定めたらどうでしょうか。もはや成功や高収入とは無縁の年齢ですから、幸せに生きているか、好きなことをのんびりと楽しめているか、ということだけが重要です。しかし、決してあなどれない、老いてからしか望めないピークです」
80代後半に、ボケないで、好きなことをやって暮らせればいいだろうが、そんな自信は私にはない。
いま思うのは、来年の桜が見られるかどうか。それだけだな。
お次はポストから。世界長者番付の22年版が4月5日、米経済誌『フォーブス』で発表された。1位は電気自動車テスラのイーロン・マスクだが、100位以内に日本人も3人入っている。
ファーストリテイリングの柳井正が54位、ソフトバンクグループの孫正義が74位だが、その間に資産額239億ドル(約2兆9400億円)で61位にランクしたのが滝崎武光(76)である。
あまり知名度はないが、滝崎は「キーエンス」の創業者で現在は名誉会長である。
「キーエンス」は、74年に瀧崎が兵庫県尼崎市に設立した会社で、自動車や精密機械、半導体などの工場で生産工程を自動化するファクトリーオートメーションにかかわるセンサー類を開発・製造するメーカー。
20年度の売上高は5381億円で、営業利益は2768億円。営業利益率は実に51.4%に達している。東証プライム企業の平均的な営業利益率は7%から8%とされているので、同社は突出して高い。時価総額(22年4月12日現在)は13兆2000億円。トヨタ自動車、ソニーグループ、NTTに次ぐ第4位だそうである。
滝崎は兵庫県立尼崎工業高校を卒業後、外資系のプラント制御機器メーカーに勤めた後、20代で2度起業したが失敗し、3度目の正直で27歳の時にリード電気(現キーエンス)を起業したというから、高校卒の大企業経営者である。
この滝崎という人間は、独特の企業経営のポリシーを持っているようだ。
上司を肩書きで呼ぶのは禁止で、全員が「さん付け」。実力主義の会社なので、いきなり年上の部下、年下の上司になったりするが、普段からさん付けなら抵抗は小さいからだという。
上司が部下を飲みに誘うのも禁止。赤ちょうちん談義は何の生産性もないと考えているそうだ。
創業記念日も定めず、社史も編纂しない。アフターサービスが必要なくなった時点で過去の製品は全て廃棄するという。「常に未来を見据えよ」というメッセージだという。
素人が財テクや不動産投資で儲けるのは、不労所得になるからやらない。
大富豪のカリスマ経営者のように思われているが、決して豪快な人ではなく、むしろ石橋を叩いて渡るタイプだそうだ。基本的に派手なことは好まず、地道で堅実なことを好む人のようだ。
クルマは国産の一般的なセダンで出張で新幹線を使う時も、グリーン車には乗らなかった。
プライベートはほとんど明かされていないという。
謎めいた人物だが、この表に出ないカリスマ性が、この会社の一番の強味なのかもしれない。
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