水ダウ「30-1グランプリ」意外と過酷なお笑いGPで生き残れそうな方法
#水曜日のダウンタウン
「やっちまったなぁ」なDブロック
1組目「いぬ」
「妖怪退治」というタイトルで”女金太郎”という妖怪を退治するネタ。女金太郎という妖怪で笑わせようとしていると思いきやそれが振りとなって、女性の妖怪だからこそやられてしまうというのがオチになる。何とも微笑ましいというかくだらないネタで面白かった。
2組目「ネルソンズ」
居酒屋の会計をひとりでしているのだが、細かい計算が出来ずボケの人が壊れてしまうというとても王道的なネタ。笑わせるポイントは最後の壊れたところなのだが、その壊れ方が少しシュールでわかりづらいものになっている為、好みが分かれるように思えた。30秒だと3人組の良さを出すのは難しいのかもしれない。
3組目「本多スイミングスクール」
プール間違い探しというネタで、プールあるあるを軸にボケていくというスタイル。あるあるの部分が弱かったこともあり、あまり笑いに繋がっているようには思えなかった。もう少し飛躍したボケがあっても良かったのではないだろうか。
4組目「ダブルアート」
魔王をバイクのようにのるという設定のネタ。ボケが直接笑いに繋がるというものが少なく、どちらかといえば「そうくるか」というボケが多かった。魔王がバイクに寄せているボケばかりだったので、逆に魔王が喋ろうとするがエンジンをふかされるなどのボケがあっても良かったかも。
5組目「おたまじゃくし」
反抗期の子供がお母さんを邪険にしてしまい、最後にどんでん返しのボケが待っているというものだったが、このネタも笑いが起こるまでに時間がかかっており、しかもオチが若干よめてしまったので、全体的に笑いが少なく感じてしまった。キャラクターがとても良さそうなのでもっとボケまくるネタが見てみたい。
6組目「マジメニマフィン」
【庭師】というコントなのだが、システムは“あのコンビ”に似ていた。似ていたというかそっくりだった。無意識に似てしまったのか、それとも意識して似せているのか、はたまたオマージュしているのか、それとも二代目を引き継いだのか。とにかくそればかり気になってしまい、ネタが頭に入ってこなかった。既視感とはこのことをいうのであろう。
7組目「サスペンダーズ」(決勝進出)
友達がせっかく紹介してくれた女性に、どうしても苦手なところがあるというネタ。設定もボケの内容もキャラクターも良かった。勿体なかったのはネタの尺が30秒というところ。このボケの切り口を見る限り、このコンビは徐々に笑いを大きくしていく感じがするのでもっと、長い尺の方が確実に面白いはず。十分面白かったが爆発力を求める30秒は少し、不向きだったかもしれない。ちなみに決勝戦のネタはボケの切り口は面白かったが、それに続くものが無かったので、予選の方が僕としては好きだった。
8組目「ゆりやんレトリィバァ」
バスケットボールタップダンサーゆりーというキャラクターで、バスケットシューズ特有の「キュッキュッ」という音でタップダンスをするというもの。実際はただ「キュッキュッ」と鳴っているだけで、タップダンスにもなっておらず特にオチも無かった。ゆりやんさんだけに、期待しハードルが上がってしまった。これが天才特有のダメな瞬間だったのかもしれない。
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