山下智久＆新しい地図はもう『紅白』内定ゲット？ NHKが急ピッチで調整する裏事情

　山下智久が主演を務めるNHKドラマ『正直不動産』。山下にとって、ジャニーズ事務所を独立後初となる地上波連続ドラマはそれだけでも話題になったが、出演者の木下ほうかが性加害報道で芸能活動を無期限休止することになり、その出演場面を急きょ全カットで放送するというトラブルもあった。

「山下は3年ぶりの地上波ドラマ出演となりましたが、相変わらず演技も安定していて高評価を得ています。木下を消す作業も見事で、さすがはNHKの技術力だとテレビ業界内では話題になっていますよ。木下の一件でドラマが注目されたこともあってか、視聴率も好発進。山下も忙しいスケジュールを調整して、NHKのさまざまな番組で番宣を行いました。視聴者のSNSでも評判がよく、ジャニーズを辞めてもなお高い山Pの影響力が改めて証明されています」（民放関係者）

　そんな山下には、NHKからドラマ以上の“サプライズ”が待っているなんて話も。

「山下は4月5日、NHKの歌番組『うたコン』にも生出演。新曲の『Face to Face』を地上波で披露しました。ドラマ番宣の一貫ですが、実はこのキャスティングには裏話もあって、山下がすでに今年の『紅白歌合戦』に内定しているという情報が流れているんです。どうも、NHKは山下をさまざまな番組に出演させて、年末に向けて調整していくつもりのようです」（民放関係者）

　例年では、毎年夏頃から出場歌手の選考が行われる『紅白歌合戦』。しかし、今年は調整が前倒しで行われているという。

「昨年の放送は歴代最低の視聴率だったこともあり、局内では“史上最低の紅白”と言われています。NHKの前田晃伸会長も怒り心頭で、本当に打ち切られる可能性もありそう。前田氏は来年の任期満了で会長職を降りるつもりで、それまでにNHKのさまざまな問題を解決すると話している。もしも、前田氏の思うような“改革”ができなければ、打ち切りもあり得るでしょう。そういった意味でも、局をあげて内定者を調整していて、山下のスケジュールも今から抑えにかかっているようです」（民放関係者）

　さらに、山下と同様に『紅白』絡みで動きがあるのが、元SMAPのメンバーたちだ。

「稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の新しい地図が出演しているEテレの『ワルイコあつまれ』が、4月よりレギュラー化しました。この番組を足がかりとして、NHKは3人にソロも含めてさまざまな番組への出演をかけ合っていくとか。さらに、新しい地図としては『うたコン』など音楽番組へのオファーも検討しているそうです。嵐の“復活”が難しい中で、やはり頼りになるのは元SMAPのメンバー。『紅白』に3人を呼び戻すことは今年の最重要課題になっています。Original Loveの田島貴男をはじめ一流ミュージシャンを集めて作った香取のニューアルバム『東京SNG』も話題ですが、新しい地図としても楽曲の発売を夏頃に計画しているとのこと」（民放関係者）

　しかも、この3人に合わせて中居正広にも動きがあるという。

「中居は、NHKで3月21日に放送されたドキュメンタリー番組『笑いの正体』が好評で、シリーズ化する方向で調整されています。NHKでは中居の紅白出場も考えているようで、元SMAPの共演がついに実現味を帯びてきた。これまではジャニーズ事務所に“遠慮”して、新しい地図らの紅白出場は見送ってきましたが、もはやそんな事も言っていられない状況ですから。今年の紅白は、とにかく話題になる人選で勝負を賭けるつもりのようです」（民放関係者）

　昨年はさまざまなサプライズ出演者が噂されながらも、結局は新鮮味のない内容になってしまった『紅白』。今年の“サプライズ”は、期待していいかも知れない？

小林真一（フリーライター）

テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。

こばやししんいち