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日刊サイゾー トップ > エンタメ > アイドル  > 太田光×齊藤京子に精根尽き果てたヒコロヒー

『キョコロヒー』まさかの太田光登場! 日向坂46齊藤京子との邂逅と、精根尽き果てたヒコロヒー

女性アイドルを前にはしゃげなくなる太田

 続いての齊藤の質問は、「SNSの意見は気にしますか?」。太田の回答は「気にする」だった。

「僕は定期的に炎上するんですよ。選挙特番でも散々叩かれたわけ。自分としては『いい番組だったな~』って。でも、ネットで『太田光』で検索したら、日本中が怒ってたね」(太田)

 昨年10月放送の選挙特番のことをまだ引きずっている太田。「日本中が怒ってた」はパンチラインだ。一方、齊藤はSNSの声を気にしているのか?

齊藤 「『これは誤解されちゃってるな』って感じで炎上していることが多くて。編集によって違う言い回しになってるとか、こういうふうに言ったのに全然違う解釈で編集されてて。『〇〇さんに憧れて~しました』『××さんは~なんですけどね』って言ったのを、『××さんに憧れて~しました』みたいに編集されたりして」
太田 「ん? どっちが? ××さんが好きなんだっけ?」
齊藤 「えっと、『〇〇さんに憧れてます』で、××さんは全然違う話してましたっていう話が『××さんに憧れてました』みたいな感じになるんですよ」
太田 「××さんには憧れてないってこと(笑)?」

 AとBで例えればいいのに、異常に回りくどい伝え方をする齊藤。太田は太田で、ぶっ飛んだ“齊藤構文”にずっと付き合ってあげていて優しい。男の芸人仲間がいればはしゃげるのに、アイドルを前におとなしくなる太田。

ヒコ 「対若手芸人やったら結構ギャンギャンやり合うイメージですけど、若い女に対してはなんすか、それ(笑)」
太田 「昔からそうなんだけど、若い女とのコミュニケーションの取り方がわからないから(笑)」

 齊藤の話をちゃんと聞こうとする太田、それにツッコむヒコロヒー、一番変な齊藤。いかにヒコロヒーが普段から齊藤をバッサリ捌いているか、この構図を見ると如実にわかる。

齊藤の発言と太田のボケを全部拾い、精根尽き果てたヒコロヒー

 さらに、齊藤は太田に質問をぶつけた。

「私、どうしたらアイドルとして一人前になると思いますか?」

 なぜ、その質問を太田にぶつけようと思ったのか? アイドルについて聞かれても、太田だって困るだろうに。

太田 「だってもう、一人前でしょ? 欅坂の……」
齊藤 「日向坂です(笑)」

 数え切れないほど、日向坂を欅坂と勘違いしまくる太田。欅坂ネタを何度ぶっ込むのだろう? ちなみに、太田がレギュラーの『爆問×伯山の刺さルール!』(テレビ朝日)でアシスタントを務めているのは、元乃木坂46の新内眞衣である。

太田 「知ってる、乃木坂って?」
齊藤 「もちろんです、大先輩なので」
太田 「あ、乃木坂のほうが先輩なの? じゃあ坂は長いんだ、乃木坂のほうが? ウチの地元に防衛庁の坂っていうのがあって、それがものスゴい長い」
ヒコ 「どんなバカプロデューサーが、『よし、防衛庁の坂46や!』ってなるんですか」

 とりあえず、日向坂のメンバーに対し「乃木坂って知ってる?」と質問しているのがどうかしている。そして、齊藤の発言を拾いつつ、太田のボケに全ツッコミを入れるヒコロヒーが見るからに大変そうだ。

 というわけで、『キョコロヒー』と太田光のセッションは終了。太田は坂道グループの区別がついていなそうだったし、齊藤は爆笑問題の番組を見ていなさそうだったし、噛み合わない変人2人の間を取り持つヒコロヒーの真面目モードは見ものだった。

 太田がスタジオを去った後、ヒコロヒーが感想を口にしている。

スタッフ 「いかがでしたか?」
ヒコ   「……緊張しました」
スタッフ 「おぉー!」
ヒコ   「ガチガチって緊張じゃないよ。おもんない番組と思われたくないっていう」

 アフター太田光で、グッタリしていたヒコロヒー。芸人としてやり切れたか? 正直、齊藤のクレイジーさが太田に伝わり切ったとは言い難かった今回。そういう意味で、悔しさを覚えているかもしれない。あと、もう少しヒコロヒーの熱い話も聞いてみたかった。なんにせよ、ヒコロヒーの“番組を守ろうとしている感”がアツい。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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てらにしじゃじゅーか

最終更新:2022/04/15 20:00
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