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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > ウクライナ戦争が白日に晒した性暴力

「パパにドーナツを…」ウクライナで起きている性暴力 戦争が白日に晒す、人間の最も醜悪な部分

ウクライナの“デジタル宰相”が操るSNSと戦争

 さて、今度のウクライナ戦争は、初のSNS戦争といえるのかもしれない。

 ウクライナがロシア軍の非道をSNSで流せば、ロシア側が、ウクライナ側のフェイクニュースだと、反論をSNSで流す。

 流れてくる情報のどれがホントでどれが嘘なのか、傍観者である私には見分けがつかない。テレビのコメンテーターは、ウクライナ側の情報を垂れ流し、「こんなひどいことが行われている」と悲鳴のような声を上げるが、それが作られたニュースではないと、何を根拠にいっているのだろう。

 まさか、テレビで流しているから本当だというのではないだろうな。

 情報戦では一枚も二枚も上だと思われていたロシアが、ウクライナ側の攻勢に押され気味に見えるのは、ミハイロ・フェドロフという副首相で、デジタル担当相がすごいからだそうである。

 弱冠31歳。彼は28歳で大臣に抜擢されるが、掲げた目標は、「世界で最も便利な国をつくる」ということだった。

 彼はロシアが侵攻を開始した翌日に、アップルやGoogleのCEOに、ロシアでのサービスの制限を依頼したという。

 アップルはiPhoneのロシアでの販売を中止し、GoogleはロシアでのGoogleマップの機能を制限した。

 彼はこれを「デジタル封鎖」と呼んでいるという。台湾のオードリー・タンと同じように、デジタル戦略に長けた人物である。

 日本には、歩きながらもスマホを使うバカ者はいっぱいいても、戦略的にITを使いこなせる人材が出てこないのは、全員がスマホ脳になってしまったからだろう。

 ところで、昨年秋の衆院選で自民党は、15議席減の261議席を得て単独での絶対安定多数を獲得した。

 これまでの例でいうと、衆院選で自民党が勝つと、参院選ではその反動で、野党が議席を伸ばし、衆院と参院の間でチエック&バランスをとってきたが、今夏の参院選はどうなるのか。

 衆院選を自民党は単独過半数を堅持すると予測していた選挙プランナーの三浦博史が予測している。

 自民党は選挙区で40議席、比例代表で18議席を獲得して、非改選と合わせて112議席に伸ばすと見ている。

 野党第1党の立憲民主党はどうか。比例で23議席、比例で23議席。合計で増減なしと見ている。

 理由は、岸田内閣は大きなスキャンダルもなく、失点がない。面白味もないが、他にいないから、まぁいいかという程度の消極的支持が多いようだ。

 衆院選で大幅に議席を伸ばした日本維新の会はどうか。今回は8議席程度にはなると見ているが、衆院選ほどのインパクトはないようだ。

 私は、もしこのような結果になるとしたら、連合の責任大だと思う。野党連合に水を差し、その上、自民党に擦り寄った。女性会長だからとはいうまい。だが、共産党を排除しては野党が共闘しても、それはただの烏合の衆ではないか。

 小異を捨てて大同につくことこそが、自民党・公明の長年続いてきた腐敗政治を打破するためには絶対必要であるはずだ。

 いますぐに、参院選に向けて、野党総体で勝つために何をやるべきか、連合も入れて、考えるべき時だ。

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