ファンからは疑問の声も？ 乃木坂46の5期生、さっそく“初単独番組”を任された背景とは

　新番組『新・乃木坂スター誕生！』（日本テレビ系）が4月25日からスタートすることが発表された。この放送枠では『乃木坂スター誕生！』に続き、『乃木坂スター誕生！2』が2021年5月～2022年3月まで放送されており、出演は主に乃木坂46の4期生だった。しかし、『新・乃木坂スター誕生！』は、5期生へと早くもバトンが渡されることに。

「5期生は2月に加入してきたばかりなので、もう5期生で単独番組を持つのか、と驚いたファンが多いようです。また、5期生は11人中2人（池田瑛紗、川﨑桜）がまだ公表されたばかりで、『乃木坂工事中』（テレビ東京系）にも出演していません。さらに、加入後即活動を自粛していた中西アルノ、岡本姫奈が4月27日のお見立て会で復帰するとアナウンスがされたばかり。このタイミングで、わざわざ『新・乃木坂スター誕生！』への出演を急ぐ必要があったのか、ファンからは疑問の声も上がっています」（芸能ライター）

　出演者に加え、ファンは番組選択にも納得がいっていないようだ。

「例えば、4期生は『乃木坂どこへ』『ノギザカスキッツ』（ともに日本テレビ系）を経て、『乃木坂スター誕生！』を担当することとなりました。『乃木坂どこへ』はロケ番組、『ノギザカスキッツ』はコメディショー番組だったため、4期生はこの2番組でバラエティスキルを磨いてきたと言えます。乃木坂46のメンバーはさまざまな外番組に出演しており、バラエティスキルが高いメンバーほど冠番組『乃木坂工事中』のスタジオ出演の機会も多くなる傾向にあります。一方で、『乃木坂スター誕生！』のような歌番組では、MCの芸人と絡んだとしてもメインはやはり歌唱になるため、バラエティの要素はほぼなし。加入後初の番組としては、バラエティスキルも磨かれないし、ファンもメンバーの人となりをあまり知ることができないので、不向きではないかという声も上がっているんです。
　さらに、この『乃木坂スター誕生！』は昭和や平成の名曲をメンバー歌うという番組。　　当時や原曲を知るファンにとってはそれがたまらないのですが、若い世代の一部ファンからは、『知らない曲ばっかりでつまらない』『おじさん向け』という声もありました。決して全方位的にウケがいい番組とは言えないところも気になります」（前出・芸能ライター）

　確かに、4期生が担当してきた番組も同じ日本テレビ系だったこともあり、5期生にわざわざいきなり『新・乃木坂スター誕生！』を任せなくてもよかった気もするが……？

「わざわざ歌番組を担当させたのには裏事情があるのでは、という声もあります。間もなく活動を再開する中西は、3月に発売された29thシングル『Actually…』でセンターに抜擢されたことからもわかるように、乃木坂46の新たな歌声、逸材として運営から大きな期待を寄せられていましたから、同番組で中西を復帰させることは話題にもなるでしょう。もともと中西は、5月14日から日産スタジアムで行われる『10th YEAR BIRTHDAY LIVE』で復帰するのでは、とファンの間で噂されていました。同番組は4月25日スタートなので、まずはライブで復帰して、番組の4週目あたりから番組に出演するという流れが作られても不思議ではないでしょう」（アイドル誌ライター）

　新番組のスタートは、5期生が気になっているファンにとっては朗報だが、抜擢するのが早すぎたのか、さまざまな憶測が飛び交っているようだ。中西をはじめとする5期生は、どんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。

久田萬美（アイドルライター）

1990年生まれ。大学卒業後、某週刊誌のカメラマンを経てフリーライターに。２ちゃんねるネイティブ育ちで根っからのゴシップ好き。

ひさだまんみ