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日刊サイゾー トップ  > ペヤング、まさかの「さばの水煮」まるごと入り

第8弾「ペヤングGIGAMAX」はまさかの「さばの水煮」まるごと入り!ついに“裏ボス”登場か

まさかの既製商品「宝幸 日本のさば水煮」がそのまま入っていた!?

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「GIGAMAX GREATBOSS」の内容物

 まずは「GIGAMAX GREATBOSS」の内容物を確認していきます。通常の「GIGAMAX」と同じ麺ブロックが2個入っており、麺量は330グラムでいつものペヤングの3.67倍。麺量5~7.3倍の「ペタマックス」ほどではないものの、十分にヒドい量となっています。

 麺の他に「焼そばソース」、「かやく」、「さば水煮」の3袋入っており、「かやく」の量は通常の「GIGAMAX」より少なめ。ソースもちょっと少なめでしょうか。

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さば水煮は既製品が用いられている!

 そして驚きなのが、「さば水煮」のレトルトパウチ。これがなんと、宝幸の「日本のさば水煮」という既製商品がそのまんま入っているんです。スーパーなどで普通に100円ちょっとで売られている商品です。

 カップ麺ではこれまでにも「キユーピーマヨネーズ」や「やげん堀七味唐辛子」などが使われたことがありますが、今回のように既製品がそのまま使われる例は前代未聞なのではないでしょうか。

 このさば水煮を作っているのは「宝幸」という水産品加工の名門企業。現在は日本ハムの完全子会社となっています。あれ、日本ハム……。日ハムと言えば、ファイターズのビッグボス。今回の「GREATBOSS」というネーミングの理由がわかった気がしますね!なるほど。これはフザけたノリが目に見えるようです。

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さば水煮と一緒に入っている煮汁……。

 さばだけでも焼そばとの相性がとても心配なのですが、さばの水煮となると当然、さばのだけでなく煮汁も一緒に入っています。これを焼そばにかけることに、正直とても抵抗があります。

 焼そばソースと生臭い汁……相性が良いとはとても思えないのは、決して筆者だけではないはず。食べる前からこれだけ恐怖心を煽ってくるとは、恐るべしフィクサー「GREATBOSS」。

「GIGAMAX GREATBOSS」を食べてみた!

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さば水煮以外はいつものペヤングと大差ない

 ついに実食です。ちょっと量は少なそうですが、いつものペヤングと同じ味のソースに、いつもと同じ麺。こちらも量は少なめですが、いつもと同じ挽肉とキャベツも組み合わせられています。今回の目玉・さば水煮を入れなくても、普通のペヤングの味として十分に成立しています。

「GIGAMAX」の麺量330グラムは、他社製品なら驚愕レベルですが、すでに「ペタマックス」を経験している我々は、麺量3.67倍程度では驚かないくらいに「ペヤング」に鍛えられてしまっています。

 さば水煮と焼そばの相性が最悪だったとしても、最低限、いつものペヤングの味は担保されています。退路の心配をせずに、安心してさば水煮を楽しめる状況が整っているのです。極悪非道に見えた「GREATBOSS」、実は人の心が少しは残っている御人かもしれませんね。

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宝幸「日本のさば水煮」は本当に美味しい

 近年はさば缶ブームで、スーパーでも高級なさば缶が当たり前にように売られています。今回の宝幸「日本のさば水煮」も多くのお店の店頭に並ぶ人気商品ですが、高級というほどの価格ではありません。

 しかしながら、刺さらない塩味に、旨みと甘みを感じるさばの身と油、そして何よりまったく臭みを感じないのが特徴で、高級さば缶に負けないおいしいさ!

 筆者は日頃から、ワゴンセールで売られているような100円程度のさば缶をよく買って食べていますが、それらとはまったく別物です。できれば焼そばではなく、ご飯をお供に大根おろしとポン酢醤油で食べたかった!

さば水煮と焼そばの相性はいかに?

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さば水煮とペヤングの相性は?

 いつものペヤングで、さば水煮がとても美味しいとなると、気になるのは両者の相性。特にさばの生臭さが悪作用しないかと心配しましたが、このさば水煮はまったく生臭くないので、その心配はまったくの杞憂でした。さばの煮汁の存在もまったく気になりません。

 正直に言うと、ペヤングとさば水煮を合わせて格段に美味しくなるという印象は持ちませんでしたが、両者の相性は悪いわけではなく、きちんと1+1=2になっていました。基本的にはペヤングの味だけで十分成立しており、さば水煮の役割はその味に変化を加えるに留めているところが、大怪我を負わずに済んだ理由ではないかと思います。

「GIGAMAX」サイズだとどうしても後半は飽きてきてしまいますが、さば水煮で味変することで食べやすくなっていました。どうせなら大根おろしやポン酢醤油も用意して、飽きてきたら途中から入れてしまうとさらに良さそうです。

次回の「ペヤング」がどんな手を使ってくるのか楽しみ

「ペヤング」の“裏ボス”登場に恐れおののきましたが、さば水煮がとても美味しく、食べやすい「ペヤング」で一安心。なぜ「さば水煮」を使ったのか、なぜ「GREATBOSS」という商品名なのか、そしてパッケージのハードボイルドな御人はいったい誰なのか。いろいろと想像が膨らむ、面白い商品でした。

「GIGAMAX」サイズの量に不安があるならば、通常の「ペヤング」と宝幸「日本のさば水煮」を買ってきたら、今回と同じ組み合わせになるのは“裏技”と言えるでしょうか。しかもだいぶ安上がり。パッケージの御人がいなくなってしまうので猛プッシュはしませんが、気になる場合はお試しいただければと思います。

 今回もインパクトの大きい商品で楽しめました。次回も、ペヤングがどんな手を使って楽しませてくれるのか、期待が持てますね。

オサーン(カップ麺ライター)

カップ麺ブロガー&ライター。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。@ossern「カップ麺をひたすら食いまくるブログ」

おさーん

最終更新:2023/02/27 21:11
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