M-1グランプリ3回戦、THE W準優勝でもはなしょーが解散を迫られる芸能界
#はなしょー #新道竜巳
まだ飲み込めないはなしょーの解散…
各々のピンネタも面白く、個々のネタのスキルと表現力が高いところも目の当たりにしてきました。この2人が表現するコントはまだまだ、期待できる可能性がありました。それだけに今回の解散は悲しいのです。芸人はどんなにトップ走っていたとしても山あり谷ありです。もしはなしょーが、最近ネタの調子が悪いとかコンビ仲が悪いとかあったのだとしたら、乗り越えてほしかったと強く思いました。
よく芸人さんは売れないから解散するとか、頭打ちになって決勝に進めないから解散だとかはあると思いますが、そういった部分はもう抜けているコンビでした。この2人がどうゆう理由で解散をしたのかはハッキリとわかりませんが、普通のコンビではない可能性の高い「一生やりつづけるべきコンビなんだぞ」という事がわかっているのかと思っています。
横山やすしさんですら、あのお笑い能力の高さがありながら、コンビとして確立したのはやすしきよしのみだったように。フォークダンスDE成子坂さんがコントで右に出る芸人がいないぐらいのスキルを持っていたのに、若さゆえの解散してしまうような……そんな不本意な解散でした。
“芸人は面白い事をやり続ける事が正義”とするならば、はなしょーの解散はやはり飲み込めません。
そういえば今回、解散の報を聞いて、M-1グランプリ2001で準優勝したハリガネロックさんも、14年に解散を発表して現在はユウキロックさんは作家、大上邦博さんは司会業などで活躍されていることを思い出します。現在のM-1グランプリでは準決勝にまで進めば、それなりに注目され仕事にありつける芸人も増えてきましたが、01年のころはまだどんな番組なのかも全くわからない状態。決勝進出者はどの人も凄くレベルの高い漫才師だったのにもかかわらず、注目度は現在に比べるとまだまだだったのかもしれません。
日本最高峰の大会で結果を残した芸人さんが、解散しなければならない――この芸能界の過酷さを再度痛感する出来事でした。
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