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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > ゆずの飛躍的に変化」したのはあの大物のおかげ?

『関ジャム』にゆず登場!「ハモリが飛躍的に変化」したのはあの大物のおかげ?

ゆずは2人が「主旋律」と「ハモリ」を行ったり来たりする

 1曲の中で主旋律とハモリが2人の間で何度も入れ替わる歌い分けは、ゆずがゆずたる所以である。もちろん、難易度はムチャクチャ高い。

「レコーディングだとそれぞれがブースに入って、1発でやるわけではなく細かく細かくやっていくんですけど、いざライブで(通して)やろうと思ったとき、『あ、これ人間でできないやつだった、どうしよう』って(笑)。そこから地獄のような練習が始まって」(北川)

 中でも特に難易度が高いのは、昨年リリースした曲「NATSUMONOGATARI」である。具体的にどう難しいのか? 今回、番組内ではそれぞれのソロパート音源が紹介されたが、これがとんでもないのだ。「主旋律なら主旋律、ハモリならハモリで行く」と両者が割り切るならズバッと突き進みやすい。

 しかし、ゆずは「主旋律」「上ハモ」「下ハモ」を2人が行ったり来たりする。さらに、彼らはギターも弾いている。これが、ゆずのゆずたる所以である。ただ、今までは「2人は難なくやれている」とファンは勝手に捉えていた。「練習しなきゃできない」という当然の事実に今さら気付いたのは、申し訳ないというかなんというか。

 もう1つ、ソロパートの音源を聴いて再認識したことがある。これも今さらだが、2人の声質は似ているようでやっぱり違う。そんな彼らが重ねるハモリ。レノン&マッカートニーのように同音量のハモリで成立する曲は、聴いていて本当に気持ちいい。これも、ゆずのゆずたる所以である。

 筆者は、個人的に岩沢の声に惹かれている。この企画でソロパートの音源を聴いてから……というより以前から思っていたが、改めて岩沢のソロ作品を聴いてみたいと思った(もちろん、ゆず本体も素晴らしいが)。あの歌唱力を持ちながらヘビースモーカーで、さらにお酒も行く岩沢。彼の喉は天性だと思う。

 さて、今夜の「関ジャム」のゲストはサカナクションの山口一郎だ。秋元康→ゆず→サカナクションと、最近は特別な回が続いている。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2022/04/03 20:00
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