トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 完全封印危機の“名作アイドルドラマ”

木下ほうか、高畑裕太、小出恵介が出演…完全封印危機のあの“名作アイドルドラマ”

木下ほうか、高畑裕太、小出恵介が出演…完全封印危機のあの名作アイドルドラマの画像1
木下ほうか(所属事務所公式サイトより)

「週刊文春」2022年3月31日号(文藝春秋)で、2人の女優によって「性加害」を告発された俳優の木下ほうか(58)が、無期限の活動休止を発表した。

 先輩の俳優であるという立場を利用し、2人の女優に性行為を強要していた木下。3月28日には所属事務所が木下との契約を解除した。同日、木下本人が報道について<おおむね間違っておりません>と認めた上で謝罪し、すべての芸能活動を無期限で休止すると発表した。

 出演予定だったNHKの4月期ドラマ『正直不動産』は降板となり、木下の出演シーンをカットして放送するという。

「過去の出演作にも影響が出る可能性はありますが、バイプレイヤーとして多くの仕事をしてきた木下なので、そのすべてを“封印”するのはあまり現実的ではない。対応は作品ごとに変わってくると思います」(テレビ局関係者)

 そんななか、今回の木下の騒動によって、にわかに注目を集めている作品がある。2016年にフジテレビで放送されたドラマ『武道館』だ。

 朝井リョウの同名小説を原作としたドラマ『武道館』の主人公は、架空のアイドルグループNEXT YOU。ハロー!プロジェクトのJuice=JuiceがNEXT YOUを演じ、木下はNEXT YOUの所属事務所の課長を演じていた。

「NEXT YOUのマネージャーを演じていたのが高畑裕太で、プロデューサー役は小出恵介。その後、高畑裕太は女性に暴行したとして逮捕されるという不祥事を起こし、小出も未成年淫行疑惑で書類送検されています。2人とも不起訴になったものの、性的トラブルを起こした2人が出演していたとして、『武道館』の再放送は不可能だと言われていたんです」(テレビ局関係者)

 そんななかで、木下までが性加害で活動休止となってしまった。

「高畑も小出も少しずつ活動を再開していることもあり、そろそろ『武道館』の封印も解禁されるのではないかという雰囲気が漂い始めていたところでの、木下の性加害告発ですからね。これでまた当分、封印されてしまうのではないでしょうか」(同)

 実際、『武道館』は再放送されないだけでなく、動画サービスでも配信されていない。

「ドラマ放送後に、Juice=Juiceは毎年のように日本武道館公演を成功させるくらいに人気グループになっていますし、主人公のアイドルの相手役として大ブレイクする前の吉沢亮も出演しています。本当であれば、もっと多くの人に愛されるべき作品なのですが、本当にもったいない……」(同)

 再放送やネットでの配信は難しそうだが、ブルーレイディスク版は販売されている。

「ただでさえドラマのブルーレイは何度もプレスするものではないので、今市場に出回っているものがなくなれば、そのまま品切れ状態になる可能性は高い。出演者の不祥事があればなおさらです」(レコード会社関係者)

 不遇の名作となってしまったドラマ『武道館』。観たいのであれば、今すぐにでもブルーレイ版を入手するしかなさそうだ。

手山足実(ジャーナリスト)

出版業界歴20年超のベテランジャーナリスト。新聞、週刊誌、カルチャー誌、ギャンブル誌、ファンクラブ会報、企業パンフレット、オウンドメディア、広告など、あらゆる媒体に執筆。趣味はペットの動画を見ること、有名人の出没スポットパトロール。

てやまあしみ

最終更新:2022/03/31 13:00
ページ上部へ戻る

配給映画