ペヤング、「ポスト獄激辛」を見据えて新たな挑戦──「もつ」「たこめし」「わさび」!? 新商品3選!
#カップ麺 #ペヤング #カップ麺一行3昧 #獄激辛
2022年ももうすぐ3カ月が経ちますが、ペヤングは今年も数多くの新商品を生み出しています。先日は「ペヤング 獄激辛やきそばFinal」が発売され、「獄激辛」シリーズには一応の区切りがつけられたようです。いや、今後も新商品は出るかもしれないですけどね。
今回は、最近発売されたペヤングの新商品を3品紹介し、これから迎える「ポスト獄激辛」の激動の時代にどんな新商品が発売されそうなのか、その方向性を探っていきたいと思います。
豚の旨みが分厚い新境地の焼そば!「ペヤング 超大盛もつキムやきそば」
最初は、「ペヤング 超大盛もつキムやきそば」300円(税別)。もつ煮込みにキムチ風味を足したという居酒屋の創作料理的な雰囲気を持つ商品。普通においしそうです。「ペヤング」はここのところ、麺量2食分の「超大盛」サイズの新商品が増えてきています。
焼そばと「もつ=ホルモン」の組み合わせといえば、秋田・横手の「横手ホルモン焼そば」や、鳥取県東部の「ホルそば」が有名で、岡山・津山などではホルモンを使った焼うどんもおなじみ。実は、カップ麺でもホルモンはたびたび使用されています。
「ペヤング」は2022年もブッ飛ばす! 怒涛の12~1月新商品ペヤング3品
新商品の企画・開発力が相変わらずハンパないペヤング。この年末年始も新商品を精力的に登場させています。年末は12月27日まで、年始は1月17日から新商品が発売されました。...今回は「もつ煮込み」という新しい視点。とはいえ、「ペヤング」でもこれまでに何度かホルモンを使った商品が出ています。今回は定番のキムチ味を組み合わせていることからも、既存パーツの寄せ集め商品ではないか、「ポスト獄激辛」誕生までのつなぎ商品くらいの存在ではないかと勝手に推測しましたが、それは間違いであることにすぐ気づかされることになりました。
入っていたソースの袋には、これまで「ペヤング」ではあまり見たことがないような脂の“白い塊”が見え、「もつ煮込み」の味を再現するにあたり、単に具でホルモンを使うだけではなく、ソースからきちんと作り込んできた様子が窺えます。
かやくには、見たことのあるホルモンに加え、普段のペヤングでは見かけないごぼうが入っており、具からもつ煮込みへ全力でアプローチしています。そしていつものキャベツではなく白菜が使われていて、キムチアレンジにも全力の姿勢が見て取れます。寄せ集めなんて言ってすいません。これは本気ですね。
もつ煮込みの味に寄せた味噌味のベースに、豚脂をたっぷり加えることで豚の旨みが全開のソースになっています。もつ煮込みなので豚を分厚くしているのでしょうが、豚脂の旨みが前面に出過ぎて、もつ煮込みというより“豚煮込み”の感があります。
もつ煮込みっぽくはないですが、豚の旨みが濃い味噌味のソースは、カップ焼そばでは新境地なのではないでしょうか。ペヤングなのにびっくりするほど正統派。豚の旨みが強すぎて、ほのかに感じるキムチ風味が完全に脇役に追いやられていたのはご愛嬌でしょう。
具として入っているホルモンは、さすが「超大盛」の麺量に合わせているので量が多く食べ応えあります。でも、ホルモンらしい旨みは弱く、食感もやや不自然。他社製も含めてカップ麺のホルモンにはまだまだ課題が多そうです。
ごぼうや白菜は、必ずしももつ煮込みらしさやキムチらしさに直結しているわけではありませんでしたが、いつもと違う「ペヤング」を印象づけるには十分な存在でした。
もつ煮込みらしいかはともかく、分厚い豚脂でおいしさ重視の姿勢を鮮明に打ち出しており、これが「ペヤング」が目指す「ポスト獄激辛」の方向性なのかもしれません。
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