『家つい』が掘り起こす高円寺のディープ。元京大生の衝撃ルーティンと路上で号泣のカップル
#テレビ東京 #家、ついて行ってイイですか?
今彼の前で元夫への未練を語り、号泣する彼女
2020年1月、高円寺駅前でスタッフが声をかけたのは付き合ってまだ1カ月のカップル。33歳の女性・みゆきさんと、30歳の男性・黒田大樹さんの2人だ。実は大樹さんは吉本興業所属のお笑い芸人で、「スーパーサイズ・ミー」なるトリオで活動しているらしい。一方のみゆきさんは、繊維専門商社に務める会社員。洋服を作り、メーカーに届ける仕事をしているという。
ちなみに、2人の出会いはTinderである。マッチングアプリだ。
みゆき 「付き合うときに言ったよね。『結婚したい』みたいな」
大樹 「好きになっちゃうんですよ、すぐ」
なぜ、彼女は結婚を急いでいるのか? どうやら、みゆきさんはバツイチらしい。相手の浮気が原因で離婚したそうだ。
「なんかつらくて、日々。ずっと、元旦那のことばっかり考えてたんですよ。23歳くらいからずっと付き合ってた人と別れて、3年くらい前に離婚して、すっげー悔しくて悲しくて」
「1番好きな人と結婚したと思ったら人生何もなくてさ、楽しいことも何もないわけ。それでさあ、私1人で引っ越してさ、高円寺住んでさ、バカみたいじゃない!? えーん。めっちゃムカつく」
まだ、家に到着していない。住宅街の往来で、大声で泣き出すみゆきさん。大丈夫なのか、この人は? 引きずりまくりだし……。正直、前夫の気持ちがちょっとわかってしまう。浮気したいくらいしんどかったのかもしれない。
そんなこんなで、みゆきさんが住むマンションへ到着。部屋の本棚にはファッション誌「FUDGE」が数カ月分保存されており、服もたくさんあるみたいだ。8万円するコートだったり、6万5千円するノースフェイスだったり、高いアウターばかりである。結果、クレジットカードの限度額・30万円をオーバーしてしまったそう。浪費家というか、買い物依存症というか……。
そして、話題はループする。みゆきさんが話し出したのは元夫についてだ。
「なんで別れたのかがめちゃくちゃわからない。別れるなんて思ってなかった、マジで!」(みゆきさん)
見ていたら、離婚の原因がなんとなくわかってしまうのでしんどい。心が不安定だし、浪費家だし、そんな自分の振る舞いを棚に上げているのもキツい。しかも、彼女の“引きずってるアピール”を目の当たりにする大樹さんも可哀想である。
みゆき 「元旦那が同じくらい引きずってたらいいな、って思いますけど」
大樹 「『元旦那が同じくらい引きずってたらいいな』って思ってた……? いや、しょうがないですけど、『引きずってたらいいな』は、今初めて聞いたんで」
みゆき 「10年好きな人と一緒にいたら、そのくらい想うに決まってるじゃん」
人を傷つけている自覚がないみゆきさん。女性は切り替えが早いという定説もあるが、あれはウソなのか?
「前の旦那さんと別れたときに、『私は誰にも必要とされてないなあ』って思うことがめちゃくちゃいっぱいあって、大ちゃんがいることですっごい助かってる。笑わせてくれるんだよ、この人が。私の中で笑わせてくれる人生はこんなになかったから。こんなに笑わせてくれる人がいなかった、ここ2年3年ぐらい」(みゆきさん)
彼女の話を聞いていると、大樹さんを本気で好きなのか疑わしいのだ。前夫を引きずりすぎだし、彼は単なる穴埋めの存在に思えてくる。大樹さんが可哀想だ……と思っていたら。
「ちょっともう泣いちゃうから、こっちも。やめて。そういう話しながら泣いちゃうと(こっちも)泣いちゃうんだから。泣いてるんだから」(大樹さん)
似た者同士かよ! どうして、大樹さんはここで泣けちゃうの? なんなの、このカップルは……。
この取材から2年後、番組は2人に追加取材を行った。どうやら、交際は続いているようだ。そして、大樹さんのトリオ「スーパーサイズ・ミー」は『ガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の「山-1グランプリ」に出場を果たした。人気は徐々に上昇中のようだ。でも、一昔前は売れた芸人が糟糠の妻を捨て、別の女性に乗り換えるのはよくある話だった。かなり心配なカップルである。
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