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坂上忍『バイキング』ラストスパート? 終了目前で赤木雅子さんと対談

坂上忍『バイキング』ラストスパート? 終了目前で赤木雅子さんと対談の画像1
坂上忍

 
 森友学園問題に関する公文書改ざんを強いられ、自死した財務省近畿財務局の赤木俊夫さんの妻・雅子さんが俳優の坂上忍と対談。その様子が18日フジテレビ『バイキングMORE』で放送された。
 
 森友問題の事実関係が明らかになっていく中で「赤木さんが見えてこなくて」と坂上はまず俊夫さんの人となりについての質問。
 
 俊夫さんのどこを好きになったのか聞かれた雅子さんは「たぶん向こうが私のこと好きだった」と照れながら答え、友達の紹介で出会うとすぐにプロポーズされたそうで、「結婚なんて不思議な縁だな」と振り返っていた。
 
 また一番好きな所を聞かれると「とびきり優しくて」と答えて、寝ている時歯ぎしりをすると「夫はね、手をここ(頬)にそえてくれて夜中に。目覚めるじゃないですか。『歯ぎしりしてるよ』って言ってくれるんですよ」とほのぼのとした思い出を語った。
 
 「なんすかそれ」と坂上がそのエピソードに面食らっていると雅子さんは「優しいでしょう?すごく心根が優しい人なんですよ」と誇らしげな様子で「僕だったら部屋退室します」という冗談にも笑い声で応じていた。
 
 そして話題は俊夫さんが改ざんを強要された後のことへ。
 
 当初から雅子さんに「内閣がぶっ飛ぶようなことをしてしまった」と話していた俊夫さんは、人が変わって壊れていき、改ざんから1年後に自宅で自ら命を絶ってしまう。
 
 雅子さんは「20年23年くらい一緒にいたんですけど、喧嘩なんかほとんどしたことなくて、仲のいい夫婦だったんですけど、改ざんを始めてから人が変わっていって、どんどんどんどんおかしくなって。もう最後は一緒にいると私も壊れるし喧嘩ばっかりしてました」と夫婦で追い詰められていった当時のことを振り返った。
 
 さらに坂上は「今日どうしても聞きたかったんですけど」と切り出すと「誰が一番許せないですか」と雅子さんに問いかけた。
 
 雅子さんは「はー」と息を吐き「誰だろうな……、すごい難しい質問ですね」と暫く思案すると「やっぱり直接(改ざんを)指示した直属の上司ですかね」と答えを出した。
 
最後に雅子さんは「『正しいことは正しい』『間違ってることは間違ってる』って言うこと、言える世の中にならないといけないと思うし、自分もそういう風に生きていきたいと思う」と森友問題の真相解明への思いを語ると、坂上が「(過ちを)認めた人が一番損する世の中じゃダメでしょっていうことですよね」とまとめ「がんばってください」とエールを送った。
 
 スタジオではロンドンブーツ1号2号・田村淳がこの対談を見ていて、田村も2020年12月、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組に雅子さんをゲストに迎えている。
そのラジオ内で、雅子さんは「(森友問題について)興味のない若い方はもう忘れているし、同じ年位の方でも『まだやってるの?』みたいな声は実際にあるので、忘れて欲しくないなという気持ちが強いです」と語っていて、今回の対談は事件から5年を迎え、風化させたくないという思いがあったのだろう。
 
 田村は雅子さんの印象について「本当に朗らかで明るい方」と話し、坂上も対談で俊夫さんとのなれそめなどを「まあ、もう楽しそうに思い出しながらお話されてて」と振り返った。
 
「森友の問題が解決しないとあの笑顔は本当にはなっていかない訳だから、本当の笑顔取り戻すには真実が見えてこないと」
 
 国との裁判は終結しているが、佐川宣寿元理財局長との民事裁判は継続中。
 
 この坂上の言葉通りになる日が迎えられるだろうか。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2022/03/22 12:00
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