サバンナ高橋が「もっともNHK Eテレにハマる芸人」になった理由
#NHK #Eテレ #サバンナ #高橋茂雄
お笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄が、4月3日放送回からNHK Eテレ『将棋フォーカス』のMCに就任することになった。藤井聡太五冠の活躍をきっかけに将棋にハマったという高橋は、将棋関連のイベントの仕事などもこなしているほか、3月23日には著書『すごすぎる将棋の世界』(マイナビ出版)も上梓する。
お笑い芸人として、民放局のさまざまなバラエティ番組で活躍する高橋だが、一方でNHK Eテレと深い関わりを持っている。2008年スタートの子ども向け教育エンターテインメント番組『みいつけた!』(現在は『みつけた!さん』にリニューアル)では、声優として出演。さらに、2018年にスタートした『沼にハマってきいてみた』では、今年3月までメインMCを務めた。
「高橋さんはここ数年、もっともEテレにハマっている芸人です。『みいつけた!』が好評だということが最大の要因でしょうが、Eテレからの信頼はたしかです」(テレビ局関係者)
サバンナ高橋がEテレにハマる理由としては、その芸風も大きく影響しているようだ。
「最近の高橋さんは、必ずしも積極的に自分のキャラクターを前面に押し出すタイプではない。どちらかというと自分を押し殺しても、周囲をうまく活かしていくタイプです。たとえば『ザワつく!金曜日』(テレビ朝日系)では司会進行を担当していますが、基本的に、長嶋一茂さん、石原良純さん、高嶋ちさ子さんという個性豊かな3人を自由に動かして、高橋さん本人は前に出てはいかない。自分が仕切り役であっても、主役にならずに、番組を作り上げることができる芸人さんなんですよ。高橋さんのように番組成立のために力を発揮できる芸人さんは、そんなに多くはないですからね」(構成作家)
つまり、“回し役”に徹して、制作サイドの意図通りに番組を成立させられるのが、サバンナ高橋なのだ。
「民放のバラエティ番組はメインMCのキャラクターありきで企画が立てられることが多いんですが、NHKの場合はまず企画があり、それを成立させるためのキャスティングがなされることが多い。高橋さんは、どんな企画でも絶対に成立してくれるという信頼を得ているんだと思います。もちろん、単純に回し役をやって終わるのではなく、ベースとなるフリートークの技術は高く、制作サイドが想像していたものよりも面白い番組に仕上げてくれるという期待感もある。まさに、Eテレの番組にとっては最高の芸人さんです」(同)
今後、サバンナ高橋が多くの番組で見事な“回し役”を披露する機会は、増えていくのだろうか。
「現状の高橋さんの類似タレントは、後輩にあたる麒麟川島さんなんですよね。川島さんは『ラヴィット!』(TBS系)も好評でまさに大ブレイク中ということもあり、高橋さんの出番が少々奪われているような印象も。でも、高橋さんの実力は業界人ならみんな知っていることですし、川島さんのランクがひとつ上がった状況なので、逆に高橋さんにこそオファーしやすくなっているのも事実。そういう意味では、高橋さんもまだまだ売れそうな気がします」(同)
現在46歳で、年齢的にはいぶし銀の粋に達しそうなサバンナ高橋だが、黄金時代はこれからやってきそうだ。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事