田中将大の9億円はドブ、サッカーは大コケ…楽天・三木谷浩史氏の“買い物下手”
#野球 #サッカー #三木谷浩史
TVゲームの世界では、スポーツチームのオーナーになって優勝を目指すゲームが存在するが、それをリアルの世界でやっているのが楽天グループの三木谷浩史氏。
三木谷氏はプロ野球の楽天ゴールデンイーグルスとサッカーJ1のヴィッセル神戸を持つだが、金で糸目を付けぬ手法が結果に結びつかず、チーム運営の難しさを改めて世に示している。
昨年、“無駄遣い”となったのは、イーグルスの田中将大だ。ニューヨークヤンキースとの7年契約が2020年で切れた田中が選んだのは日本球界への復帰。2013年に24勝0敗という奇跡の成績でチームを優勝に導いたレジェンドの凱旋帰国に仙台のファンは沸き立ったが、昨年はシーズン4勝と寂しい成績に終わった。
「田中の日本球界復帰は、本人が望んだ結果ではありませんでした。本当なら2020年オフ、メジャー球団と好条件で新たな契約が結べるはずでしたが、コロナで各チームが大赤字で、財布の紐がギチギチに固くなったため、そのタイミングで契約を結ぶのは得策ではなかった。そこで手を上げたのが古巣イーグルスで、日本球界最高となる年俸9億円(金額は推定、以下同)を用意。2年契約なので、4勝でも年俸は据え置きです」(週刊誌プロ野球担当記者)
イーグルスファンにとって、チームを初の日本一に導いた“マー君”は特別な存在。表立って批判の声は上がっていないが、9億円で4勝はいかにも贅沢だ。一方、金に物を言わせる手法はヴィッセル神戸も変わらない。2018年に32億円で獲得したイニエスタは昨年、大幅な減俸を受け入れたが、それでも年俸は20億円。さらに昨年夏以降、大迫勇也、武藤嘉紀、ボージャン・クルキッチ、槙野智章、扇原貴宏など、片っ端から有名選手をかき集めた。
「イニエスタの20億円が際立ちますが、ヴィッセルは彼以外も高年俸選手だらけ。総年俸はブッチギリ1位で、年俸総額が下位のチームとは10倍以上の差があります。しかし今季はここまで6試合で3敗3分と、勝ち星はゼロ。堪え性がなく、すぐに監督を代えるチームなので、三浦淳寛監督のクビも危ない状況です」(フリーのスポーツライター)
ビジネスの世界では大成功を収めている三木谷氏だが、スポーツだけは思うようにいかない事実をどう噛み締めているのか。もっとも、“三木谷イズム”はすでに成功しているという見方もある。ベテランのスポーツジャーナリストはいう。
「スポーツチームのオーナーが最もやってはいけないのは、金をかけて負けることでなく、金をかけないで負けること。プロスポーツで最も大切なのは勝敗ですが、客商売である以上、魅力的な選手を揃えるのも大事なサービスで、誰よりもそれを実践しているのが三木谷氏です。ただ、野球にしてもサッカーにしても、補強に一貫性があるわけでなく、有名な選手を獲りまくっている印象は否めません。イーグルスもヴィッセルも観客は入っているので、それは評価されて然るべきですが、優勝しない限り“金持ちの道楽”という声は常について回るでしょう」(スポーツジャーナリスト)
まずは通販サイトで“ショッピング”のセンスを磨いた方が良いのかもしれない。
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