永井佑一郎、吉本退所後の心機一転「完全プロデュース事務所ライブ」に新たな可能性
#馬鹿よ貴方は新道竜巳
お笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳さんがお笑い界の舞台裏をレポート!
2006年ごろ日本テレビ系『エンタの神様』で、アクセルホッパーとして活躍していた永井佑一郎さんが、2021年5月31日をもって吉本興業を退所した。永井佑一郎さんは東京NSC2期生(1997年入学)で、吉本興業に23年間所属し続けた上での退所だっただけに、かなり思い切った行動だったと思いました。
そんな中21年9月より新たに事務所に所属されました。事務所名はJ-BRAVE。おもにミュージシャンが在籍する事務所でトップが田原俊彦さん、芸人として所属するのは永井佑一郎さんのみ。設立は16年7月21日と新しい事務所です。
今年1月20日から事務所主催のお笑いライブをはじめました。ライブの出演者を募集して集まった芸人さんのネタ見せも、永井佑一郎さんが担当してライブ構成にも関わっているといるそうです。
先日3月11日にはさっそく第2回目ライブがあり、永井佑一郎さんがプロデュースするだけあって、今まで見た事務所ライブとは一味も二味も違いました。
特に他の事務所ライブと違っている点としては、同じ日に1部と2部がありオーディションに受かった出演者9組が、その両ライブに出演しなければなりません。各60分のライブなのですが内容は同じではなく1部は通常ネタ、2部はリズムネタと、出演者が2本ネタを用意する形のストイックなライブなのです。2部にリズムネタをやる理由は、演出の永井佑一郎さんがリズムネタを得意とするからなのかもしれません。
僕は今回、2部のみを拝見させていただきました。
オーディションで受かった①清水裕太②ロングホーン尾崎③ロードサイド④クロワッサン。⑤もう1人のふるちゃん⑥下条コバルト⑦ジンイチロウクボ⑧リンリンと、⑨永井佑一郎の順で出演、オープニングMCはもちろん永井佑一郎さんで流石、安定感がありました。
お客さんの空気は凄くよく、出演者が芸歴が半年から10年以上までバラバラの中で、永井佑一郎さんがネタを見て出演者を決め、MCまで行い会場を盛り上げ、トリでネタを披露し1番笑いをとっていました。かっこいい!
そしてエンディングには、オーディションでは惜しくも受からなかった芸人が1人登場しました。その名前は、PLANET LEGEND 大西健介さんという方。この方を私はよく知っているんです。賞レースを見に行くマニアで、女性芸人さん好きでもあります。M-1グランプリ、キングオブコント、R-1グランプリ、THE Wなどの予選でよく、見かける芸人さんなんです。僕も賞レースの予選はよく見に行くので、何度も見かけたことがあります。
そうゆう特性を生かすためか、彼によるダメ出しと彼による上位3位を決めるというコントのコーナーもありました。そこでまた永井佑一郎さんとの絡みでひと盛り上がりし、お客さんによる本来の上位3位を決めるという流れになりました。
要するに、上位3位が2種類の発表があるのです。
永井佑一郎さんはネタ以外の部分でも出演者がどうやったら目立つのかを考えて、演出してくれているようでした。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事