『しゃべくり007』に初ゲスト出演、邪道を極め作り上げた”キングコング的王道”
#キングコング
14日に放送された『しゃべくり007×人生が変わる1分間の深イイ話合体SP』(日本テレビ)の「しゃべくり007」のブロックに、結成21年目のお笑いコンビ・キングコングが満を持して初登場した。
今やツッコミの西野さんは会員数約4万人といわれる月額制オンラインサロンを運営し、絵本、映画、ミュージカル、歌舞伎など幅広く手掛けるハイパークリエーター。そしてボケの梶原さんはチャンネル登録者数232万人の大人気YouTuber。2人ともコンビとしてではなく、各個人として活躍している。今回はそんな現在のキングコングを元芸人として軽掘りしていく。
僕がまだ芸人をしていた頃、キングコングとは何度か共演させてもらったことがあるのだが、共演する度に芸人としての立ち位置が変わっていったのを今でも覚えている。
初めて共演したのは、大勢の若手芸人が集まるお祭りみたいなテレビ番組。そのときのキングコングはまだ拠点を大阪に置いていて、同地では絶大なる人気を誇っていた。とにかく東京のテレビ番組で爪痕を残そうとして大先輩へ強烈なツッコミをし、会場が一瞬静まり返った。それを見たときに、良くも悪くも空気を読まずに我を通す姿は僕にとって刺激的で、同じツッコミとして負けているような感覚に陥った。
次に会ったときは超人気番組『はねるのトびら』(フジテレビ系)時代。どんなきかっけで会ったのか、はっきりとは覚えていないが、僕もたまたたまテレビ局で撮影があり、喫煙所付近で梶原さんと会った。若手の頃のようなとげとげしさはなくなり、芸能人としてのオーラを身に纏っていた。当時のキングコングのスケジュールを考えると相当忙しく、疲れきっていたと思うが、明るく振る舞い終始笑いながら話していた梶原さんの笑顔は、とても印象に残っている。
そして最後に会ったのは、大阪で行われていたキングコングのトークライブだった。正直ライブの名前は憶えていないが、僕が芸人だったころのコンビ「ホーム・チーム」をゲストに呼んでもらい2組でトークをしたのだ。この頃になると西野さんは若手の頃の面影はなく、一流の芸人として場を展開させ、梶原さんはボケとして安定した笑いを提供していた。僕たちは安心して遊ばせてもらった記憶がある。芸歴としては後輩だったが、実力としてはさすがキングコングといったところだった。
そんなキングコングをテレビで見る機会が減り、世間的には落ち目だと言われていたのだが実はそうではなかった。
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