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JOY、あの隠れた“業界支持率高”冠番組の終了を惜しむ声…「いつか群テレの枠買おう。笑」

JOY、あの隠れた業界支持率高冠番組の終了を惜しむ声…「いつか群テレの枠買おう。笑」の画像1
『JOYnt! JOYのASOBU-TV』(群馬テレビ)

 タレントでモデルのJOYがメインMCを務める群馬テレビの人気番組『JOYnt! JOYのASOBU-TV』が、3月で終了する。同番組は、2011年6月にスタートしたJOYにとっては初の冠番組。毎回、群馬県出身のJOYがゲストとともに群馬県内をめぐるロケ番組だ。

— JOYnt!公式【群馬テレビが作るユルい番組】「エムキャス」「YouTube」でも!@joynt_gtv) March 9, 2022

「群馬テレビの自社制作ですが、とちぎテレビ、テレビ埼玉、千葉テレビ、tvk、TOKYO MX、KBS京都でもネットされている隠れた人気番組です。東京ホテイソン、宮下草薙、鬼越トマホークなど、若手芸人も多くゲスト出演しています。基本的にはゆるめなロケ番組なんですが、JOYが積極的にボケまくっていて、お笑い要素がかなり強い。JOYのオヤジギャグがクセになると業界内支持率も高いです」(テレビ局関係者)

 JOYにとってはまさにホームと呼ぶべき番組の終了を、残念がる声も多いようだ。

「キー局のバラエティーでは、JOYは“雑”に扱われることも多いけど、お笑いスキルは高いんですよね。くだらないベタなボケを連発して、ツッコミ芸人のよさをうまく引き出すこともあるし、ゲストの芸人が困惑するほどに自由に振る舞うパターンもある。ツッコミも的確だし、裏回し的なこともこなす。番組に出演した芸人たちは、総じてJOYのお笑いスキルの高さを褒めますね。そういったJOYの良さが出ている『JOYnt!』が終わってしまうのは、もったいないと思います」(同)

 JOYについて、同郷の先輩である“ヒデちゃん”こと中山秀征を重ねるスタッフも多いという。

「中山秀征は2004~2005年に『中山道』(テレビ東京)という街ロケの深夜番組を持っていて、“マンピコ”と称して、眞鍋かをりや若槻千夏の下腹部をピコピコハンマーで叩くなど、今では考えられないほどやりたい放題やっていたんです。長く続いた番組ではなかったものの、本当に自由でお笑い要素が強かったと一部で伝説になっている。若槻などは『中山道』をきっかけにブレイクしたと言っても過言ではないですからね。そういう意味では、JOYの自由奔放さやオヤジギャグなどは、まさに中山秀征に通ずるものがある。JOYが中山秀征のように、芸能界で絶妙なポジションを築いていく可能性も高いと思います」(同)

 一方、冠番組が終了することが、むしろJOYにとっての大きなチャンスとなる可能性もありそうだ。

「JOYのロケがおもしろいというのは有名な話だったけど、『JOYnt!』があるからとオファーを遠慮していたキー局のバラエティー番組も少なくないと思うんです。でも『JOYnt!』が終わるとなれば、気をつかう必要もないし、どんどんJOYをロケ企画に引っ張り出しやすくなる。だから、4月以降はJOYがいろんな番組のロケ企画ひっぱりだこになると思います」(同)

 JOYは、『JOYnt!』終了について、Twitterで「沢山のタレントさんに認知されてて出たいって言ってもらえる番組が終わる事は悲しいし悔しい!いつか自分で群テレの枠買おう。笑」などとコメント。キー局のバラエティー番組で再び大ブレイクし、群馬テレビの枠を買うことも夢ではないかもしれない。

田井じゅん(エンタメウォッチャー)

1985年生まれ。神奈川県出身。専門学校在学中より、ミニコミ誌やフリーペーパーなどでライター活動を開始。一般企業への就職を経て、週刊誌の芸能記者に転身。アイドル業界や音楽業界を中心に、その裏側を取材中。

たいじゅん

最終更新:2022/03/10 06:00
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