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「二十世紀最高のスパイ」ゾルゲに憧れたプーチン大統領が抱える闇と行く末

維新の会国対委員長関連団体のスキャンダル続報

 さて、日本維新の会の遠藤敬国対委員長が牛耳っている「秋田犬保存会」(公益社団法人)にまたまたスキャンダルが起きていると文春が報じている。

「遠藤氏は、川北晃右福会長と暴力団組長との密接な交際を黙認してきたのです」

 そう告発するのは、元副会長の高玉佳津人。件の総会に出席して1枚の写真を手に遠藤らを追求した人物だという。

 写っているのは、川北と、黒い秋田犬を手に微笑む山口組直系団体『司興業』の森健司組長だという。

「司興業は六七年に司忍・山口組組長が創設した団体。森氏は司氏の側近で、“山口組のジャン・レノ”と呼ばれるオシャレな風貌です。司興業は二〇年に神戸山口組の幹部二人を銃撃する事件を起こした。森氏も二〇年以降、詐欺や強要の疑いなどで少なくとも七回逮捕されている」(社会部記者)

 これは公益社団法人の幹部としてはまずい。それも、川北が副会長に就任してからも交際は続いているというのだ。

 川北本人に文春が尋ねた。

――総会で森組長との写真について「友達だ」と。

「犬が好きで見に来ただけ。いけない? (秋田犬は)大きくなったから見てって(森が)持ってきた」

――福会長就任後も関係は。

「そりゃあるよ。(森は)犬が死んだって凄く泣いていた。情を持った人だよ」

――近年も逮捕歴がある。

「(会員には)そういう人たちも多いんじゃない」

 この発言はアウトだろう。保存会の人間が怒らなければ、バカにされる。

 遠藤議員も、川北はうどん屋をやっているから、お客だから仕方ないと答えている。
文春のいうように、過去には、暴力団との交際が発覚した日本プロゴルフ協会の理事が辞任した例もある。遠藤議員のガバナンスが問われていることは間違いない。

 さて、ウクライナ戦争前から日本は値上げラッシュだが、これからさらに上がると新潮は見ている。

「欧州の戦火は決して対岸の火事ではなく、我々の暮らしにも直結する一大事である。例えば、電気・ガスから物流まで、あらゆる方面に影響を及ぼす昔原油。軍事衝突前から1バレル90ドル台に価格が跳ね上がっていたところ、さらなる上昇を招いてしまった。
『ロシアに対して西側諸国が「SWIFTからの除外」という制裁を発表したことが大きいでしょう』
とは、ニッセイ基礎研究所の上席エコノミスト上野豪志氏。SWIFTとは国際的な資金決済において、銀行間のデータのやり取りに用いられるシステムで、ここから除外されると、輸出入における代金の受け渡しが困難になる。
『ロシアは言わずと知れたエネルギー大国。その輸出も難しくなり、価格がさらに上昇するおそれがあります。すでに北海ブレントは一時1バレル105ドル台をつけ、また日本に直接関係するドバイ原油も1時99・6ドルまで上がっています』」

 電気代やガス代はもちろん、漁船の燃料費がかさんで魚の値が上がり、ビニールハウスの暖房費が野菜に上乗せされ、プラスチックやポリエステル製品の価格も上がるため、コンビニ弁当やカップ麺、ゴミ袋なども値段が上がってくるのは間違いない。

 さらにあらゆる影響を受ける可能性があるのがクリーニング店だという。洗濯剤には石油系溶剤が使われ、アイロンなどで使う蒸気のボイラーにも重油が用いられている。衣類を包むビニールやハンガーなどのプラスチック製品も原油から。

 この春は、コロナ禍と値上げ、花粉症など、我々庶民には苦しい時期になるようである。

貧しき少年時代、結婚、浮気、離婚、再婚…プーチン大統領が抱える闇

 プーチンロシア大統領が「おかしい」と見ている欧米のリーダーは多いようだ。

「二年前と同じ人物ではなかった。頑なになり、孤立していた」

 2月7日、危機回避のためにモスクワに飛んだフランスのマクロン大統領は、帰りの機中で同行記者団にこう漏らしたと文春が報じている。変わり果てたプーチン大統領を前に、二回り下の若きリーダーができることはもはやなかったという。

 産経新聞モスクワ支局の遠藤亮介氏が語る。

「もしプーチンに少しでも合理性が残っているなら、兄弟民族であるウクライナ人との全面戦争など始めるはずがない――それがロシア研究者や記者の共通見解でした。侵攻開始で、今のプーチンには理性のひとかけらも残っていないことが証明されてしまいました」

 プーチンはゾルゲになりたかったそうだ。貧しい少年時代を送ったプーチンは、
「リヒャルト・ゾルゲ。戦前の東京に潜伏し、独軍のソ連侵攻などの最高機密情報をモスクワに送った『二十世紀最高のスパイ』。プーチンはゾルゲへの憧れを抱き、旧ソ連の情報機関である国家保安委員会(KGB)入りを夢見た。一九七五年に名門・レニングラード大学法学部を卒業すると、念願のKGB入りを果たした」(文春)

 1983年に結婚した5歳年下の元客室乗務員、リュドミラ夫人との間に、長女マリアと次女エカテリーナを授かる。万年中佐としての平凡な日常は、1989年、ベルリンの壁崩壊とともに終焉を迎えたのだ。

 そこから大統領府第一副長官を経て、KGBの後継組織、連邦保安局(FSB)長官に就任したのは98年7月。そこからエリツィン大統領のスキャンダルなどをもみ消し、スピード出世をしていく。

 2013年、リュドミラ夫人との離婚が発表されたが、夫婦生活が破綻してることは公然の秘密だったという。

「ウラジミールは頻繁に夫人を殴り、しばしは浮気し、他の女性との逢瀬を重ねていた。夫人は感情を表に出さない夫のことを、『吸血鬼』と呼んでいた」

 これは、ドイツメディアが旧東ドイツ情報機関の機密文書をもとに応じた内容だという。

 離婚成立前、ロシアのタブロイド紙はプーチンの再婚相手として、2004年のアテネ五輪で金メダルを獲得した元新体操選手のアリーナ・カバエバだと報じた。3男1女をもうけているそうだが、結婚はしていないそうだ。

 豪邸に住み、私生活を明かさず、日本へ来た時も、出されたものにほとんど口を付けず、自国から持ってきた材料を専用のシェフに料理させて食べていたという。

 信用できるのは同じKGBにいたといわれるごく少数の側近だけ。そんな人間が、自分が考えた“妄想”を自軍に命じて、戦争を仕掛けている。

 現代のヒットラーにも擬せられるプーチン大統領は、どこまで危険なウクライナ侵攻を推し進めるつもりなのか。世界はこの男から目を離せない。

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